読み終えた電子書籍を販売!? 新しいストア「DiSEL BOOKS」

新しい時代が来たな〜!
と思えるものが登場しました。

読み終えた電子書籍が販売できる、
「DiSEL BOOKS(ディセルブックス)」
という電子書籍ストアです。
ディーゼル(Di E SEL)じゃないので注意!

販売できる電子書籍は
アプリ内で購入したもののみ
(当たり前といえば当たり前なのですが)。

私が登録している
「バリューコマース」という
ASP(アフィリエイト紹介サービス)
で知りまして、
「どんな感じかな〜」
とチェックしてきました。

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「売る」仕組み(=公式リセール)について

読み終えた電子書籍は、
次の図のように
販売することができます。

出典:電子書籍やゲームアイテムの販売所(https://www.disel.io/ja/resale/)

出版社・作家側の取り分は変わらずに、
ユーザー間で安く売買できる仕組み。

取り扱っているBLレーベル

現状は5レーベルのみでした。

  1. ショコラコミックス(心交社)
  2. Caramel(モバイルメディアリサーチ)
  3. BF(ジーウォーク)
  4. Glanz(スクリーモ)
  5. ChouChou(たかだ書房)

また、レーベルの全作品を
取り扱っているわけではないので、
スクロールすると、
わりとすぐに最終ページまで到達します。
今はまだ数が少ないな〜という印象。

A子さん
A子さん

これから増えそう?

参入するレーベルが多くなれば、
じきに作品数も増えるのでしょうけれど、
はたして
・どのレーベルが
・どんな作品を
・いくつくらい
販売するか、
まだ様子見なところが多いようですね。

ショコラとcaramelは
結構がんばってるな〜と思ったので、
気になった方は、ほしい漫画があるか
覗いてみてください。

BL作品ラインナップ

置いてあるラインナップは、
言葉は悪いですが旬を過ぎたもの

「えっ、こんな新作が!?」
「この名作が!?」
となるような作品は少なめです。
「おっ」と思ったのは
ラムスプリンガの情景』ですかね。
こちらは『親愛なるジーンへ』が連載中なので、
取り扱われているのが少し意外でした。

A子さん
A子さん

今後、新刊や名作が

ラインナップに

加わることは

ありそう?

あまり期待できません
なぜかというと、
出版社側に
いくつかリスクがあるからです。

新作が発売される

誰かが古本で出す

誰かが古本を出すまで
「待つ」人がでてくる

この構図ができてしまうと、
「発売日付近に定価で買う」人が
減ってしまいます。

A子さん
A子さん

紙の本でも

同じこと言えるじゃん

まず、紙の古本屋さんと違って
指先ひとつでアクセスできる
ので、
毎日小まめにチェックするのが簡単です。

次に、電子書籍は劣化しません
汚れもない、
色褪せもない、
新品同様の状態で、
数日待てば
定価より安く買える可能性がある…
となったら、
待つことを選ぶ読者は多いはず。
そうなると、
初速が落ちてしまいます。

初速の大切さについては
こちらの記事
詳しく話していますが、
抜粋するとこんな感じ。

過去の蓄積データから、「似ている内容の本がこれくらいのペースで売れていたんで、発売日初日〜7日でこういうペースなら、数ヶ月後はたぶんこの程度売れるんじゃない?」って予測ができます。(中略)
なぜ発売から1週間を1つの節目にしているかというと、7日目を超えて急に売れる作品の例が少ないからです(フライングゲットを含めると9日間くらいです)。1〜7日目のデータを見ると、だいたい今後が分かってしまう。もちろん1ヶ月後、数ヶ月後と答え合わせもしますが、ほぼ予測と大差ないです。(中略)
そのため、紙の本が1週間でどれだけ売れたか、という数が非常に重要な参考になるのです。

作家さんのためには、電子と紙の本、どっちを購入すべき?(https://todaysbl.com/2020/11/30/whichisbetter2/#toc2)

だからこそ、
初速が落ちるリスクを
増やしたくない出版社。

たとえば
「新刊は3ヶ月経たないと売れない」とか、
「売る場合は300字以上のレビュー必須」とか、
古本になればなるほど解像度が下がるとか(笑)、
そういう何かしらの仕組みが加われば、
参入へ踏み出すレーベルも増えそうです。

A子さん
A子さん

なるほどねー。

他には?

私はズルい人間なので
思いついてしまうのですが…

購入したデータを
SDカードなどで保存して
いつでも読めるようにしつつ、
小遣い稼ぎにアプリ内で売る。

紙の本だとコピー取ってたりしたら
手間かかりますけど、
SDカードに落とすだけなら
多少の操作でポンとできちゃいますし、
やろうとする人は
現れるんじゃないですか。

A子さん
A子さん

あんたみたいに

考える奴が

いるから!!!!

わたし
わたし

悲しいけどこれ

現実なのよね

これについては
対策していると思いますが、
時間かけて信頼を得ていくしかないので、
版元に「大丈夫」と感じてもらえるまで
どれくらいの期間が必要か…というところ。

元々、出版畑でなく
ゲーム畑にいた企業なので、
(アソビモの子会社Tapreal)
まだ壁があるのは確かです。

こういった懸念が、
版元が参入に足踏みしてしまう理由かな〜
と感じました。

ある程度安定してきて、
知名度も高くなれば
色々な企業が参入してくるかも…
無料で読める作品や
ユーザーが配信している
同人作品もあるので
気になった方は
チェックしてみてください。

結局どうなの?

登録に必要なのは
メールアドレスだけ

だったので登録してみましたが、
正直不安要素しかないです(笑)
おいおい大丈夫か〜って思ったのはこんなところ。

  1. FAQページが何度アクセスしても見られない(応答しない)
  2. どういう購入制度なのかが分かる説明ページがない
  3. どういう査定基準なのかが分かる説明ページがない
  4. ソートが甘すぎて、作品が探しにくい
  5. 登録申請メール/完了メールがうさんくさい(笑)

1(FAQ)についてはブラウザ版だから
かもしれないんですけど、
FAQ開けないのは結構致命的というか
普通に怖いです。
メールでのサポートは
こちら〜ってあるけど、
返信するだろうか…って勘ぐっちゃう。

2(購入制度)について、「売れる」ということは
サブスクリプションではないことは確かだけど、
・ポイント購入制なのか(Renta!式)
・都度購入制なのか(Boklive!式)
・月額コース制なのか(シーモア月額コース式)
このうちのどれなのか、
よく分からないまま登録。
結果、ポイント購入制でした。

3(販売・査定)については、まだ分からないです。
私は販売したことがないので、
・自分が値段をつけられるのか
・システムが勝手に値段をつけるのか
それさえも分からない……。
定価770円の作品が
769円で売られていたけど、
基準が何なのかが分からなくて
首かしげています。

4のソート甘すぎ問題は、
今すぐ見直したほうがいいレベル。
ジャンルでしかソートできず、
単話売りも単行本も
小説もコミックもごちゃまぜ。
せめて小説とコミックだけでも分けてほしい。

5の登録メール、
あまりのうさん臭さに
思わず笑っちゃった。
スパムメールに見えたもん。

タイトル含む全文英語。
ロゴもサイトで見ていたのと違う。
スパム臭がすごい!!

URLが「.io」だったこともあり
日本じゃなさそうだなとは思ってたけど
こんなんインターネット老人会に
所属してるような奴か
IT系の仕事してる人しか
気にしないでしょうし、
ユーザーに対して
少し不親切だなとは感じますね。

とはいえ、
「読み終えた電子書籍が売れるのは
 日本でココだけ!」
という売り文句は強い
ですし、
とりあえず登録して
無料作品を楽しみつつ、
様子見
しても良さそう。

新しいサービスですし、
課金する場合は株投資の気持ちで!
(下記参照)