「後悔なんてしない」 あらすじ
夢を抱いて
田舎の孤児院から
ソウルへとやって来た
青年・スミン。
思いとは裏腹に、
バイトに追われる
その日暮らしの日々。
そんな時、彼に一目惚れした
御曹司・ジェミンに声を掛けられ、
久々に心をときめかせる
スミンだったが、
ジェミンには婚約者が…。
「後悔なんてしない」 作品情報

作品名
後悔なんてしない
監督/脚本
イソン・ヒイル
主演
イ・ハン
イ・ヨンフン
配給
ツイン
「後悔なんてしない」 作品の雰囲気
コミカル←|―|―|―|●|―|→シリアス
演技重視←|―|―|―|●|―|→見目重視
台詞重視←|―|―|●|―|―|→画図重視
けんぜん←|―|―|―|―|●|→えちえち
さわやか←|―|―|●|―|―|→じめじめ
現実主義←|―|―|●|―|―|→非現実的
特殊設定←|―|―|―|●|―|→王道設定
攻の良さ←|―|―|●|―|―|→受の良さ リバ
「後悔なんてしない」 登場人物まとめ
イ・スミン
#黒髪 #中背 #筋肉質 #タバコ #男娼 #孤児院出身 #ゲイ #やんちゃ #プライド #生意気 #トイプードル
「クソ野郎どもめ 死んでも尻は向けない」
出典:イソン・ヒイル『後悔なんてしない』(ツイン、2008年)
「寝るところがないならうちに来いよ 数日だけだぞ」
「金儲けして悪いのか?」
「たとえ1億 積まれても許せない」
「貯金しろよ 夜学に行けないぞ」
「気に入ったから 特別に分割払いで」
「毎朝勃つ度に 君を想っていたい」
ソン・ジェミン
#黒髪 #長身 #細身 #タバコ #社長令息 #長男 #後継者 #ゲイ #一途 #健気 #ヘタレ #衝動的 #自己中心的
「君のモノが拳銃だったなら 僕の中で引き金が引けただろうに」
出典:イソン・ヒイル『後悔なんてしない』(ツイン、2008年)
「一度だけでいい 人として見てくれ」
「貧しい男は心を受け入れてくれない どうすればいい?」
「バックは初めて? そうか ありがとう」
「君とのヨーロッパ旅行を 1日中ネットで探してた」
「母さんか? ゲイなのは知ってる」
「すまない さっきの彼は…僕の愛する人だ すまない」
「後悔なんてしない」 キャラクター比較
年齢:スミン < ジェミン
身長:スミン < ジェミン
体格:スミン > ジェミン
階級:スミン < ジェミン
立場:スミン < ジェミン(→スミン=ジェミン)
「後悔なんてしない」 起承転結ネタバレ
ここから先は
ネタバレを含みます。
ご注意ください。
起
18歳になり、孤児院の施設から追い出されたスミン(攻)。
期待を胸に、田舎町からソウルへとやって来たが、
学も経験もない彼を
受け入れてくれる場所は少なかった。
昼は工場勤務の派遣、
夜は運転代行のアルバイトをしながら、
安い屋根部屋で暮らす日々。
ある日、運転代行で送り届けた男・ジェミン(受)に
口説かれたが、無下にして立ち去る。
翌日、急な派遣切りをされたスミン。
事務室から出ると、そこにはジェミンがいた。
彼は社長の跡取り息子だったのだ。
スミンが工場で働いていることを
知らなかったジェミンは、
彼を派遣切りの対象から外すように
部下へ指示する。
しかし、スミンのプライドが許さず、
自主的に退職してしまう。
承
飲食店に転職したスミンだったが、
パワハラに耐えきれず、
短気な性格も影響して、すぐに辞職。
孤児院の先輩に男娼としての
働き口を教えてもらったが、
プライドが許せず一度は辞退する。
ほかに稼ぎの良い仕事もなく、
身寄りもなかったスミンは、
男娼として働き始める。
金のためと割り切り、
店のNo.3にまで上り詰め、
後輩の面倒も見るようになった。
いつも通り仕事として
接待部屋に入ると、
そこにはジェミンがいた。
スミンをずっと探していたのだと言う。
苛立ちながらも
金のために犯し、
「二度と来るな」と釘刺したが、
諦めないジェンミに対し、
次第に絆されてゆくスンミ。
転
何度かデートを重ね、
ついに交際を始めた二人。
互いの家に泊まり合うようになり、
穏やかな日常が続く。
ヨーロッパで入籍する計画も立て、
スンミは男娼を辞めた。
ところが、幸せは長く続かなかった。
ジェンミの母が、
取引先の令嬢との結婚を
強引に進めてしまったのだ。
最初は歯向かっていたジェンミも、
やがて周囲からの重圧に押され、
スンミに別れ話を切り出す。
今までジェンミに追われる側だった
スンミが追う側に回り、
復縁を求めるが、無下に扱われる。
時を同じくして、
スンミが面倒を見ていた後輩が死亡。
孤児院出身の彼の遺骨を
引き取る者はいなかった。
彼を気に入っていた客も、
最後は見放してしまったのだ。
二重、三重の悲しみの中に、
静かな怒りを沸き上がらせるスンミ。
結
スンミは、仲間と共に
ジャミンを襲い、
復讐することにした。
一方のジャミンは、
政略結婚よりも
スンミが大事なことを再認識し、
婚約者を振って会社を飛び出した。
何も知らないスンミは、
後ろからジャミンを殴り、
山奥へと連れてゆく。
生き埋めにしようとしたところで
情が沸き、仲間を止めると、
反撃をくらって
意識を無くしてしまう。
目覚めた二人。
何か会話をしたのか、
晴々とした顔で空を見つめている。
乗り捨ててあった車へ乗り、
心中を図るが、助かってしまい──
続 き は 本 編 で !
(エンディングの種類:希望のあるオープンエンド)
「後悔なんてしない」 おすすめポイント
良い意味で、
ストーリーがちゃんとしている
長編AVやゲイビっぽいです。
というのも、登場人物たちが
少し野暮ったさを残しているので、
かえってエロさが際立つというか、
生々しさがあるんです。
これまでに紹介してきた映像作品だと
「僕の名前で君を呼んで」
「ぼくを葬る」
「LONG TIME NO SEE」
なども
両者が裸になって
絡むシーンはありましたが、
オシャレで芸術的で耽美的な
印象を与えるのに対し、
本作は生活感がすごい。
それが良い方向にアシストしていて、
視聴者が物語に没入できるんです。
ここが良いAVっぽさ。
また、リバが好きな人には
ぜひオススメしたい。
リバ好きに嬉しい、
「初夜が2回」あります。
1回目の初夜、00:30:00では
スミンが男娼として
ジェミンを抱きます。
2回目の初夜、
1:03:00では
「誰にもヤらせねー」
って言っていた
バリタチのスミンが、
プライベートでバックバージンを
ジェミンに捧げます。
2回目の初夜までは
荒々しくてトンガっていた
スミンが、丸くなって愛らしくなる。
「受けチャン」みたいな表情を
見せるようになるので、
切り替えがおいしい!
それまでヘタレだったジェミンが
ややスパダリ感を出してくるのも好き。
終わりは少しモヤッとします。
ただ、内容というよりは
尻切れトンボ感でのモヤッと。
希望あるエンディングではあるので、
怖がらずに観て大丈夫です。