【香港映画】ウォン・カーウァイ『ブエノスアイレス』感想レビュー

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「ブエノスアイレス」 あらすじ

南米アルゼンチンへやってきた、
ウィンとファイ。
幾度となく別れを繰り返してきた2人は、
ここでも些細な諍いを繰り返し別れてしまう。
そして、ファイが働く
タンゴ・バーで再会を果たすが…。

「ブエノスアイレス」 作品情報

監督/脚本

ウォン・カーウァイ
(『マイ・ブルーベリー・ナイツ』)

主演

レスリー・チャン
トニー・レオン
チャン・チェン

配給

プレノンアッシュ

「ブエノスアイレス」 作品の雰囲気

コミカル←|―|―|●|―|―|→シリアス  
演技重視←|―|―|●|―|―|→見目重視
台詞重視←|―|―|―|●|―|→画図重視
けんぜん←|―|―|―|●|―|→えちえち
さわやか←|―|―|●|―|―|→じめじめ
現実主義←|―|●|―|―|―|→非現実的
特殊設定←|―|―|―|●|―|→王道設定
攻の良さ←|―|―|―|●|―|→受の良さ

「ブエノスアイレス」 攻めキャラ情報

ファイ

#黒髪 #中背 #細身 #ドアマン #肉加工業者 #中華料理屋 #献身的 #家庭的 #優しい #チョロい #絆され

「お前と出会ったことも死ぬほど後悔してる」
「ウィン 起きてメシを食え メシを作ったぞ」
「ウィンの手が早く治らないよう祈った 幸せだったから」
「会うのが怖い “やり直す”ことになるから」
「ウィンを思い出し悲しくなった いるはずの彼がいないから」
「俺は確信した 会いたいと思いさえすれば──いつでも どこでも 会えることを」

出典:ウォン・カーウァイ『ブエノスアイレス』(プレノンアッシュ、1997年)

「ブエノスアイレス」 受けキャラ情報

ウィン

#黒髪 #長身 #細身 #タバコ #ヒモ #ワガママ #浪費家 #博打 #甘え上手 #正直

「会いたかった 嘘じゃない」
「お前と見に行きたくてな」
「ベッドが狭いなら 俺がお前の上で寝るさ ここで寝ろ」
「いいから付いてこい やっぱ寒いな もう帰ろ」
「俺が寝ないときはお前も寝かさない」

出典:ウォン・カーウァイ『ブエノスアイレス』(プレノンアッシュ、1997年)

「ブエノスアイレス」 攻めと受けの比較

年齢:攻 ? 受
身長:攻 > 受
体格:攻 = 受
階級:攻 > 受
立場:攻 ≧ 受

「ブエノスアイレス」 あらすじ

ケンカップルはアルゼンチンへ旅に出る

ケンカしながらも、
なんだかんだ続いている
ゲイカップルの
ファイ(攻)とウィン(受)。

南米アルゼンチンへ旅行に来た2人は、
楽しい時間を過ごしていたが、
イグアスの滝に行く途中、
喧嘩をしてしまう。

壊れた車、足りない金、
日々の小さな苛立ち……。
別れを切り出したのはウィンだが、
彼の口癖は“やり直そう”だった。
このときも、
「いつかやり直そう」
と言って、去っていった。

ひとり残され、帰りの旅費さえ
なくなってしまったファイは、
ナイトクラブの
ドアマンとして働き始める。

帰る金もないふたり

偶然、ナイトクラブへウィンが来店。
彼も帰りの旅費すらないが、
気ままにやっているようだ。

白人の男と入店し、
ファイへ見せつけるように
艶かしいディープキスを交わす。

その後、何度も店の電話へ
連絡してくるウィンだったが、
ファイは冷たくあしらう。

ところが、
アパートの共通電話にまで
かけてきたため、
ウィンに会うことにした。

ファイは怒りながら、
ウィンの浪費癖が原因で
帰りの渡航費を失い、
ナイトクラブで
働いていることを打ち明ける。

ウィンは良心が痛んだのか、
どこかから持ってきた
高級腕時計を押しつけてくる。

それは危ない代物だったらしく、
翌日、血まみれの状態で
「腕時計を返してほしい」
とやって来た。

浮気の疑いと苛立ち

どうしようもないウィンだが、
人の良いファイは
自分のアパートへ泊めて
怪我が治るまで
面倒を見てやることにした。

その間も、
風邪を引いたファイに
「メシを作ってくれ」などと
自分勝手でワガママなウィン。

あくまで友人として
面倒を見ていたが、
数日前まではカップルだったふたり……。
次第に前と似たような関係性へ。

ファイは中華料理屋へ転職。
そこにいたチャンという男と
恋愛感情抜きで親しくなるが、
ウィンは浮気を疑い始める。

ウィンは怪我が治り、
自由気ままに外出するようになった。
勝手な振る舞いをしないよう、
ファイはパスポートを隠してしまう。

束縛を嫌がるウィンに、
ファイは疑念を抱く。

互いの浮気を疑うウィンとファイ。
険悪なムードになり、
ウィンは部屋を出て行ってしまう。

ウィンがいなくなったあと、
少し自棄になったファイ。
唯一親しくしているチャンも、
ブエノスアイレスを
離れることになった。

帰国準備、そして、再会。

このままではいけない、
そう考えたファイは、
稼ぎもよく安定した
日中の仕事を始める。

ファイには金が必要だった。
帰りの旅費だけでなく、
多くの金がほしかった。

元々、アルゼンチン旅行の金は
ファイの父が経営する会社から
くすねたものだったのだ。

父へ返すことを約束し、
懸命に働いたファイは、
ついに台湾へ帰国する。

偶然立ち寄った屋台に、
チャンの写真が貼られていた。
店主に聞くと、息子だと言う。
それを聞いたファイは──

続 き は 本 編 で!

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