
受「マーキングするか?」
攻「してもいいですけど
恥ずかしいのは聖司さんですよ」
作品名
俺をペットにどうですか
作者名
中田アキラ
レーベル
アクアコミックス
あらすじ
大学2年のオレ・佐々は、子猫の保護主・恩田さんに激しく萌えてしまいました…!
コワモテだけど、笑うとかわいい顔になるところ。部屋中猫グッズだらけなところ。現場仕事で育てあげた、キレイな雄っぱい。恩田さんの全部がとにかく愛しい!!!
つい勢いまかせで「俺をペットにしてください!!」なんて言ってしまって…?
同時収録
「バーテンダーの憂鬱」
(ヤクザ・神崎英二×バーテンダー・沖島)
「カレシに求められすぎる件」
「学ラン下の恋妄想」
(変態紳士・美濃部裕一×ツンデレ・若本大輔)
傾向チャート
コミカル←|―|●|―|―|―|→シリアス
物語重視←|―|―|―|●|―|→人物重視
台詞重視←|―|―|●|―|―|→表情重視
けんぜん←|―|―|●|―|―|→えちえち
さわやか←|―|●|―|―|―|→じめじめ
現実主義←|―|●|―|―|―|→非現実的
特殊設定←|―|―|●|―|―|→王道設定
攻の良さ←|―|●|―|―|―|→受の良さ
攻め情報
佐々 和樹
#茶髪 #長身 #細身 #19歳 #大学生 #弁当屋 #長男 #姉 #わんこ #素直 #一途 #健気
「これがギャップ萌え…」(14ページ)
出典:中田アキラ『俺をペットにどうですか』(オークラ出版、2015年)
「聖司さん!! 名前通りの御人や!!」(26ページ)
「…俺 本当はそんな酔ってない」(38ページ)
「…なんで今ここで言うんですかぁ 抱きしめたいです」(57ページ)
「もっとはっきり甘えてくれていいんですよ!」(79ページ)
受け情報
恩田 聖司
#黒髪 #中背 #筋肉質 #雄っぱい #コワモテ #24歳 #土木業 #長男 #妹 #両親離婚 #DV父 #不器用 #世話好き
「…あ? いらねー…ですけど」(10ページ)
出典:中田アキラ『俺をペットにどうですか』(オークラ出版、2015年)
「男の部屋にばっか来て 彼女の1人もいねーのか? ペットくん」(19ページ)
「酒なんか飲ませるんじゃなかった この駄犬が」(36ページ)
「…お まえは… 俺が 自然体でいられる …初めてのヤツだ」(63ページ)
「…ペットって 飼うと飼い主のがハマり込むことあるよなぁ…」(82ページ)
攻めと受けの対比
年齢:攻<受
身長:攻>受
体格:攻<受
階級:攻>受
立場:攻<受
起承転結ネタバレ
登場する動物:猫の「チョコ」(白いので、ホワイト“チョコ”)
起

佐々一家が保護猫を引き取ることに。
発案者は和樹(攻)の姉で、
和樹は当日まで忘れていた。
猫が来る日、やって来たのは
コワモテの男・聖司(受)。
見覚えがあると思ったら、
バイト先の弁当屋でも
「怖い」と恐れられている人物だった。
無事に猫を受け取り、
意外と優しい男だと知った和樹。
猫との別れが惜しいのか、
寂しげに去ってゆく聖司の後ろ姿が
気になった和樹は、
「俺をペットにしてください!!」
と詰め寄る。
承

コワモテな外見とは裏腹に、
ノリがよく面倒見のいい聖司は、
和樹をペットとして受け入れた。
お散歩をしたり、
一緒にごはんを食べたりして、
徐々に距離を縮める2人。
聖司の温かさに触れた和樹に、
恋愛感情が芽生え始める。
和樹の20歳の誕生日は、
聖司の家で祝うことになった。
誕生日祝いの酒を飲み、
気が大きくなった和樹は、
思わず聖司を押し倒してしまう。
酒に酔った冗談ということにしたが、
気まずくなり、疎遠に…。
転

1ヶ月が過ぎても連絡がなく、
意気消沈する和樹。
ある日、弁当屋に聖司が来訪。
弁当を購入し、
閉店まで待つと告げる。
久々のお散歩。
聖司は自分の過去話を聞かせ、
和樹の存在に救われたことを打ち明ける。
和樹も、誕生日の夜のことを弁明。
酩酊していたわけでなく、
本気でそういう関係になりたいと告白。
結

交際スタート。
始めはがっついていた和樹だったが、
年上の聖司のために背伸びしようと
余裕のある素振りをするようになる。
しかし、その行動は
聖司を寂しくさせていたようで──
続きは本編で!
(エンディングの種類:あまあまハッピーエンド)
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500字感想文
こういう受け、好きィ。
タイトルやカバーイラストでは
和樹を推しているんですが、
中身を読むと
「聖司かわいい〜〜〜〜〜!!!!」
になります。
年下ワンコ攻めの王道感に対して、
少しひねってある受けの要素が良い。
コワモテ+雄っぱい+猫好き+クーデレ
…てんこ盛り!
攻め視点の物語なんですが、
ギャップ萌えするのも分かる。
短編集としても、
お話のテンポ、キャラクター、エロなど、
全体的に「ちょうどいい」作品でした。
王道すぎず、ブッ飛び過ぎず。
3つのカップリング、すべてに共通するのは
攻めが「ガンガンいこうぜ」の姿勢なところ。
1作目はワンコ的な強引さ、
2作目はスーパー攻め様的な強引さ、
3作目は変態紳士的な強引さ。
タイプの異なる押しかた。
そして、ストーリーのテイストも
3作品すべてバラバラです。
1作目はコミカル+シリアス半々、
2作目は少しシリアス、
3作目はコミカルに全振り
軸(強引な攻め)はあるけど
見せ方がすべて違うので、
最後まで飽きない短編集でした。
また、短編ということもあり
テンポよく話が進みますが、
急な展開はないので、
安定感があるのも良かったです。