画家と編集のアートなBL「放浪犬と迷い猫」ネタバレ感想レビュー

え!? ちょっ…

いいから

俺にまかせろ

作品名
放浪犬と迷い猫 
作者名
九號 
レーベル
Charaコミックス 
あらすじ
密着取材をする予定の、気鋭の画家が行方不明!?
美術雑誌の編集者・吉見は、その事態に胸中複雑。その迷子の画家・加瀬慎之介は、美大時代の親友で、いまだ想いを引きずる恋の相手だったのだ。誰より近くにいたのに、吉見を置いてイギリスに留学してしまったひどい男──。そんな男と今更どんな顔して会えるんだ…? 悩める吉見は、ある日偶然路上で加瀬と再会してしまい…!?

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傾向チャート

コミカル←|―|―|●|―|―|→シリアス  
物語重視←|―|―|●|―|―|→人物重視
台詞重視←|―|●|―|―|―|→表情重視
けんぜん←|―|―|―|●|―|→えちえち
さわやか←|―|―|●|―|―|→じめじめ
現実主義←|―|―|●|―|―|→非現実的
特殊設定←|―|―|―|●|―|→王道設定
攻の良さ←|―|―|●|―|―|→受の良さ

攻め情報

加瀬 慎之介
 #黒髪 #長身 #筋肉質 #長髪 #ヒゲ #クォーター #画家 #著名人 #方向音痴 #天才肌 #天然 #ヘタレ #わんこ #素直 #自由人

「ありがとう…やさしいなあ おっちゃんたち…」(20ページ)
「こっ このたびは多大なるごっ…ご迷惑をおかけしっ…! たいへん もうしわけなく……っっ」(43ページ)
「いつもありがとう吉見…こうやって食べ物とか色々持ってきてくれてすごく有難いよ…」(107ページ)
「…花火がきれいで…吉見が笑ってて…すごくいい夜だなあって感じて…それで…気づいたら…」(146ページ)
「ずっと吉見のそばで こうしていろんな経験を積んでいけたらいいのに」(150ページ)
「これじゃピロスマニっていうより山下清だよね! あははは」(186ページ)

出典:九號『放浪犬と迷い猫』(徳間書店、2018年)

受け情報

吉見 拓磨
 #茶髪 #小柄 #細身 #めがね #かわいい #編集者 #面倒見がいい #真面目 #こじらせ #淫乱 #諦観 #臆病 #臆病

「どうせ…どうせほんとのところじゃ一線引いてるんだ…おれにはわかる…どうせ離れてく…」(26ページ)
「おまえは仕事で帰国したんだ 俺に会いにきたわけじゃないだろ!公私混同するな!」(54ページ)
「こんな自分が 誰かを本当に好きになってまともに恋愛ができるなんて思えなかったから 何も望まないことにしていた」(98ページ)
「俺は 加瀬の助けになりたいんだ」(124ページ)
「友達以上っていったって 俺たち男同士だし 俺はこのままで いられれば それでいいんだ」(167ページ)
「こんな俺でも…まだ抱きたいなんて思える…?」(196ページ)

出典:九號『放浪犬と迷い猫』(徳間書店、2018年)

攻めと受けの対比

年齢:攻=受
身長:攻>受
体格:攻>受
階級:攻>受
立場:攻≧受

起承転結ネタバレ

登場する動物:パグの「ドーラ」

美術系雑誌『アートノート』の
編集者である吉見(受)。
密着取材をすることになったのは、
気鋭の画家・加瀬慎太郎(攻)。

現在はイギリスで
暮らしている加瀬だが、
仕事のために帰国して、
一枚の絵を仕上げる予定だった。

その様子を記事にする
──はずだったのだが、
当日になっても
加瀬と連絡がつかない。

空港で荷物を盗まれ、
携帯電話も故障し、
にっちもさっちも
いかない状況の中、
編集部を目指していたのだが、
方向音痴なことがたたり、
五日間も放浪していた。

偶然、吉見と遭遇し、
無事に保護されるが、
吉見としては複雑だった。

大学時代、
一番親しくしていた
相手であり、
裏切られた
相手でもあったからだ。

逃げるように
イギリスへ経った加瀬から
「会いたかった」と言われ、
苛立ちを募らせる。

吉見の様子を見て、
二人に何かがあったと
確信する同僚の南室。

一年前、
南室は吉見を抱いていた。
酒の勢いだったが、
意識するには
充分な出来事だった。

抱かれている間、
何度も加瀬の名前を
呼んでいた吉見。

無意識に加瀬の名前を
声にしていたことを
指摘され、驚きとともに
自分の中の未練に気づく。

一方で、加瀬には
その気がないことも
理解していた。

二人が出会ったのは、
大学二年のころ。
「親友」としての
関係を築いていたが、
キスをきっかけに、
距離を置かれてしまった。

大学入学時から
数多の男と遊んでいた
ゲイの吉見とは対照的に、
男どころか人との関わりが
ほぼ皆無に等しかった加瀬。

天才肌で嫉妬されることも多く、
美術大学での敵は絶えなかった。
そこへ、優しく手を
差し伸ばしてくれたのが吉見だった。
面倒ばかりかける自分を笑って許し、
いろんな新しい景色を教えてくれる。
惹かれないはずがなかった。

吉見も加瀬と彼の絵に
一目惚れをしていた。
魅力的な絵の世界。
それを描く背中が
振り向き、目が合った瞬間、
恋は始まった。

しかし、吉見はあくまで
友人として接した。
そばにいられるだけで、
それ以上は期待しなかった。

そんなある日、
二人で花火を見ていたら
加瀬から口づけられそうになる。
今まで他人に対して
そうしたいと
感じたことのなかった加瀬は
戸惑っていた。

その日以降、
何事もなかったかのように
過ごす加瀬に
やきもきした吉見は、
自分からキスをする。

そして
「明日からまた
 今まで通りにしよう」
と提案。
加瀬とのキスは
これで最後にする……
そのつもりだったが──

続きは本編で♡
(エンディングの種類:ハッピーエンド)

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500字感想

かわいい童顔の
優等生めがねが淫乱。
完璧に“理解”されワカッている
……
我々がコレに弱いことを──!

モブおじさんや南室との
セックスは激しめで、
相手にリードされている
状態なんですが、
加瀬とのセックスでは
リードする側に回るのが
とってもえっちで最高です。
終始見つめあいながらしていて
甘い雰囲気もたっぷり。
それまでと対照的なので、
相思相愛な様子が
より引き立っています。

そして
・すれ違い
・ギャップ
・天才と天才を支える相棒
この3つに弱い方には
とってもオススメな作品

あとパグが、ちゃんと可愛い!!!
もともとブサ可愛い系の犬なので
絵にすると難しいと思うんですが、
画力が高いので愛らしさが
きちんと伝わってきます。

効果音も、犬飼ったことのある人は
すごく分かるほどリアル。
チャームつきの首輪をつけているとき
耳かくと「ヂャッヂャッヂャッ」とか
(”チャ”でも”ジャ”でもなく”ヂャ”
 とてもわかる)
人の顔を舐めているときに
「フゴッ」って言うところとか!

そして個人的には
つい先日、冒頭の加瀬と
似たような状況に陥ったので
妙に同情してしまいました…。
(出先で散歩に出かけたら
 帰り道が分からなくなった)

当て馬の南室も
いいキャラしていて、
人間としても男としても
見た目も格好いいので
どこかで報われてほしいです。

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ポイント1:美大生の攻めがボディペイントする話
ポイント2:黒髪+長髪+ヒゲ+筋肉質+ヘタレ(受け)