10年越しの“好き”が実った元ヤン「僕のおまわりさん」1〜2巻ネタバレ感想レビュー

  • ぼくのおまわりさん1

元ヤン30歳@警察
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元警察39歳@
商店

作品名
僕のおまわりさん 
作者名
にやま 
レーベル
moment 
あらすじ
小さな商店を営む田島誠治は、どこまでもテキトーな性格が災いして、いまだ独身。そのお世辞にも賑わっているとは言えない店によく訪れる長身の警官は、仲本晋。誠治と晋が知り合ったのは、10年以上も前のこと。何年も連絡すらとっていなかった2人は、晋が店近くの交番勤務になったことで再会する。以来、昔と変わらない付き合いが続いていたのだが……「男に乗り換えよっかなァ」誠治が何気なく発した言葉が、晋の積年の想いに火をつけて……!?

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傾向チャート

コミカル←|―|●|―|―|―|→シリアス  
物語重視←|―|―|●|―|―|→人物重視
台詞重視←|―|―|●|―|―|→表情重視
けんぜん←|―|―|●|―|―|→えちえち
さわやか←|―|●|―|―|―|→じめじめ
現実主義←|―|―|●|―|―|→非現実的
特殊設定←|―|―|―|●|―|→王道設定
攻の良さ←|―|―|●|―|―|→受の良さ

攻め情報

仲本 晋
 #茶髪 #長身 #筋肉質 #巨根 #30歳 #警官 #長男 #姉 #母子家庭 #離婚 #寡黙 #真面目 #元ヤン #一途 #むっつりスケベ

「他の知らない男なんかより 俺にしなよ」(1巻26ページ)
「普段は飄々として掴みどころのない人だけど 可愛いですよ 俺なんか 全然子供扱いなんで 軽くかわされてますけど」(1巻106ページ)
「片付けは俺がやるよ」(1巻149ページ)
「これからは毎日誠治くんに会える 毎日顔を見れる 毎日声を聞ける 毎日…毎日イチャイチャし放題」(2巻ページ)
「誠治くんが一緒なら きっとこの先もずっと毎日…最高の1日だよ」(2巻96ページ)
「誠治くん また太った?」(2巻163ページ)

出典:にやま『僕のおまわりさん』(竹書房、2017-2021年)

受け情報

田島 誠治
 #黒髪 #中背 #腹ポヨ #傷跡 #40歳 #商店経営 #元警官 #ひとりっ子 #母子家庭 #父他界 #陽気 #男前 #軽薄 #面倒見がいい #お調子者

「優しい子には10円あげちゃう! お小遣いとして貰っとけ」(1巻10ページ)
「俺はさ 俺のことを好きな奴を好きになりたい 俺のこと好きなんだろ?」(1巻63ページ)
「ビビってんなよ 怒るわけねぇだろ お前 ほんと俺に弱いな」(1巻140ページ)
「お前が俺以上に俺のことを考えて 俺以上に俺を大事にしてんのもわかってる」(2巻61ページ)
「高級メロンが食べたいニャン♡ってチコたんが言ってる」(2巻130ページ)
「晋 今のうちに煩悩にまみれとくか ん?」(2巻158ページ)

出典:にやま『僕のおまわりさん』(竹書房、2017-2021年)

攻めと受けの対比

年齢:攻<受
身長:攻>受
体格:攻>受
階級:攻>受
立場:攻≦受

起承転結ネタバレ

登場する動物:白猫の「チコ」

起(1巻)

田島商店を経営する
誠治(受)は
もうすぐ40歳。
愛猫のチコと一緒に
気ままな独身生活を
送っているが、
そろそろ相手が
欲しいところ…。

とはいえ、田舎町で
未婚女性は限られている。

いっそ男に

乗り換え

よっかなァ

誠治の軽口を
チャンスと捉えたのは、
十年来の付き合いがある
駐在の晋(攻)だ。

ずっと好きだったことを伝え、
本当に男に乗り換えるつもり
なら、自分にしてほしいと懇願。

戸惑う誠治を残し、
ひとり帰っていった。

誠治と晋が出会ったのは、
まだ誠治が警官だった頃。
ケンカが絶えず、タバコを
吸う未成年の晋に対して
何かと話しかけてくる誠治に
惹かれていた。
ノンケの誠治に対して
恋をしても実らないと
諦めていた晋にとって、
この上ないチャンスだった。

しかし、告白の気まずさで
晋は誠治を避けてしまう。

声をかけたのは
誠治からだった。
商工会主催の街コンで
人数が足りないことを理由に、
晋を呼びつけた。

酔っ払って上機嫌の
誠治を家まで
送ることになった晋。

晋ちゃん

優しい〜

惚れちゃう

ワハハハ

そうしてくれると

俺としては

嬉しいんだけど

晋の本気を受け取った
誠治は、付き合ってもいいと
答える。

承(1巻〜2巻)

交際が始まるも、
十年の間
一途に想い続けた晋と
今まで意識していなかった
誠治には気持ちに
差があるようで…。
キス以上のことになると
はぐらかす誠治に
晋は複雑な気持ちを抱く。

ついにその日が
やって来たが、
晋があまりに巨根で
誠治はストップをかける。
後日に改めることに。

七夕祭りの帰り、
コンビニで必要なものを
購入して、いよいよ…
というところへ
コンビニ強盗が出現。

怪我を負った晋は
救急車で運ばれ、
またもお預けに。

無事回復し、
最後の診察を終えた晋は
誠治と共に病院を後にする。

その道中、
七夕祭りで書いた
短冊の話に…。

誠治くんと

もっとちゃんと 

両想いになれたら 

いいなって

そんなの

もう叶ってんだろ

だ だろ?

あれ?

予想外の返答に、
胸がいっぱいになる晋。

快気祝いの焼肉を
することになり、
誠治の家へ向かうと
ローションやゴムの
準備がされていた。

転(2巻)

無事に身体を重ねた二人は、
その居心地の良さと
利便性から、誠治の家で
同棲を始める。

結果、体力のある晋に
誠治は抱き潰される。
年齢差もあり身体が
しんどいとノロケる誠治の
声を聞き、反省する晋。

誠治の写真を手に
自慰していたところ、
タイミング悪く誠治が帰宅。
身体が大変なのは確かだが
遠慮することはないと言われ、
誠治がグッタリするまで抱く。

晋の誕生日。
偶然もらった温泉旅館の
宿泊チケットを利用して
過ごした二人。
楽しい思い出を
お土産に帰路へ着く。

数日後、ひどい風邪を
ひいてしまった誠治。
晋が仕事で家にいない間、
商店の売り上げを狙った
空き巣と鉢合わせてしまう。
幸い、怪我はなかったものの
肝を冷やす出来事だった。

嬉しいことも
怖いことも体験し、
一年の終わりを迎えた二人。

神社のカウントダウンを
BGMにして、今年を振り返る。

これからも

ずっと

俺といて

くれんのかなって

いいよ

カウントがゼロに
なった瞬間、
人混みに隠れてキス。

結(3巻〜)

誠治の誕生日。
ほしいものを聞かれた誠治は
冗談で200万円する指輪の写真を
指さすが、真面目な晋は
間に受けてしまう。

200万円とはいかなくとも、
指輪をプレゼント
することにした晋。

こっそりと指輪のサイズを
測ろうとするが、
ことごとく失敗して──

現在連載中♡

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500字感想

全巻安定して好き。
おすすめBL(ML)です。

にやま先生が描く
ガチムチは良い……。
なので晋は言わずもがな
なんですが、この作品は
誠治が可愛い&カッコいい。

基本おちゃらけおじさん
なんですが、時折見せる
年上の余裕だったり
器の大きさにドキッとしたり、
セックス中の愛らしさや
ふざけたときのキュルッと
したお目目が可愛かったり。
そして腹ポヨに無精髭。
加齢臭もする。
普通におじさんな部分があって、
メリハリというか、
ちょっとした隙のある
魅力的な受けですね。

他の登場人物たちも
どこか下町の温かさを
感じるようなところが
あって素敵なんですよ。
個人的には
美千代が好き。

そして、本作は
『無邪気なわんこと猫かぶり』の
スピンオフ作品なので
彼らも登場します
(読んでいなくても問題ないように
 お話が作られている親切設計)。

誠治の両親は他界+ひとりっ子、
晋の両親は離婚+再婚済みなので
親族に反対されて…的な
トラブルがないのも
ストレスフリーで読めて良い。

すれ違いもありますが
大抵は晋が深く考えすぎて
空回りしているだけなので
(本人は至って真剣)
誠治が年上らしく
スマートにカバーするので
そのあたりのストレスも少ない。

精神的に苦しい場面や
痛々しい過去もなく、
ニコニコして
キュンキュンして
鼻血出して
「尊い」って言って
読み進められる、
癒しのラブラブBL
です。

そしてチコたんが
とても可愛い。
にやま先生自身も
猫のいる暮らしをされているので
描写がリアルかつ愛らしいです。

誠治が「おもチコたん」
っていうシーンがあるんですが
動物を飼っていた身として
とても分かりみが深い…
何かの最後の文字が
名前の頭文字だと
くっつけがち。

本作の注意点としては
AVカーチャン名現象が
起こり得るところくらいですかね。
(「誠治」も「晋」も
 普通にある男性名なので
 父親と同じだとチラついてしまうアレ)

現在連載中の作品群でも
イチオシ
です。ぜひ!

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