お試し交際からの…♡婚約BL「おまえでダメならもうダメだ」ネタバレ感想・情報まとめ

縁の下の力持ちイケメン
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タフすぎる効率主義者

作品名
おまえでダメならもうダメだ 
作者名
未散ソノオ
レーベル
Charaコミックス 
あらすじ
十年来の親友のリーマン・伊勢島から、突然土下座でプロポーズされたバー経営者・八雲。空気を読まない性格ゆえに式直前に花嫁に逃げられ破局――このまま一生独身で孤独死は嫌だ!! そう言う伊勢島に呆れつつも、熱烈に自分を必要としてくれる姿に絆された八雲は、うっかり求愛を受け入れるが!?

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傾向チャート

コミカル←|―|―|●|―|―|→シリアス  
物語重視←|―|―|―|●|―|→人物重視
台詞重視←|―|―|●|―|―|→表情重視
けんぜん←|―|―|●|―|―|→えちえち
さわやか←|―|―|●|―|―|→じめじめ
現実主義←|―|―|●|―|―|→非現実的
特殊設定←|―|●|―|―|―|→王道設定
攻の良さ←|―|―|●|―|―|→受の良さ

攻め情報

大野 八雲
 #黒髪 #長身 #筋肉質 #ヒゲ #イケメン #バーテンダー #奉仕型 #家庭的 #優しい #世話好き #自己否定

「あんなに求められたら悪い気しないよ ちょっとときめいた」(25ページ)
「ヒロくん高校の頃からいろいろとんでもないけど 変に素直なんだよね かわいいと言えなくもない…」(80ページ)
「ねえ 明日から弁当作ってあげるから 会社にもっていきなよ」(117ページ)
「弁当作るくらいしかできなくて くやしいなあ……」(135ページ)
「俺は ヒロくんのタフなところがすごく好き みんなもっと大事にすべきだと思ってる」(173ページ)

出典:末散ソノオ『おまえでダメならもうダメだ』(徳間書店、2020年)

受け情報

伊勢島 博記
 #黒髪 #中背 #細身 #会社員 #経理 #純粋 #タフ #無自覚 #マイペース #天然 #効率主義 #ポジティブ

「俺はこう見えてさみしがり屋なんだ ひとりぼっちで生きていくなんてさびしすぎる ムリだ」(20ページ)
「……でもおまえは指摘してくれるんだな 女はみんな俺のことを振ったけど おまえはちゃんと教えてくれるし別れるって言わない」(63ページ)
「メインとサブのおかずを選べって言われる 面倒だ」(88ページ)
「課長はバカだが仕事の邪魔にならなければそれでいい」(114ページ)
「好きとか嫌いとかの次元じゃない 俺にはおまえしかいない とっくにわかってるだろうが」(150ページ)

出典:末散ソノオ『おまえでダメならもうダメだ』(徳間書店、2020年)

攻めと受けの対比

年齢:攻=受
身長:攻>受
体格:攻>受
階級:攻≦受
立場:攻=受

起承転結ネタバレ

大野(攻)が
いつものように
バーの開店準備を
していると、
十年来の友人である
伊勢島(受)が
やって来て、
土下座で
結婚を申し込んできた。

理由を聞けば、
何度も結婚直前で
破断となり、
孤独死一直線だと
絶望していたとき、
頭に浮かんだのが
大野の存在だった。
十年間友人付き合いを
やめないでいてくれたから、
この先もずっとそばに
いてくれると信じられる。
だからプロポーズに
やって来たのだ
と説明された。

そう言われて
悪い気のしない大野は
「まずはおつきあいから」
と前向きな返答。

それを聞いた伊勢島は
家の合鍵を押し付け、
仕事へと戻って行った。

伊勢島が帰ってきたのは
日を跨ぐころ。

おかえりヒロくん

ただいま……

本当に来てくれるとは
思っていなかったのか、
驚いた顔を見せる伊勢島。

今まで「伊勢島」と
呼んでいたのを
「ヒロくん」にされ、
性的にも尽くしてもらい、
おいしい食事を用意され、
伊勢島は恋人として
相性が良いと感じ始める。

しかし、伊勢島は
そもそも「好き」とは何か、
結婚になぜ「好き」が必要なのか
まったく理解していなかった。

今までオーソドックスな
デートをしたこともなければ、
マメな連絡はアプリまかせ。
効率とマニュアルを
重視しすぎた結果、
振られるというループを
繰り返してきた。

伊勢島に悪気は全くなく、
大野に叱られて初めて
失礼なことだと知り、
改善してゆく。

そんな生活が
数ヶ月続いたころ。
伊勢島は唐突に
指輪のサイズを
測り始めた。

よし17号だな

受け取れないよ指輪なんて!

結局、互いのペアリングを
買うことになった。

別々に購入したにも関わらず、
全く同じ店の、
全く同じデザインで、
大野は思わずときめく。

順調な交際を続ける中、
友人として
付き合っている間には
気づかなかった
伊勢島の部分が見えてくる。

それは良いものでも
悪いものでもあった。

中でも気になったのは
伊勢島が職場で
いじめられていることだ。
たしかに人とズレているが、
仕事ができる伊勢島を
休日出勤させたり、
重要な社内情報を
わざと伝えなかったり
されていることを知り、
大野は気を揉む。

ある日、
伊勢島の勤務先の
食堂が改装に入る。
その情報を知らなかった
伊勢島は、
一日腹を空かせて過ごした。

翌日より、大野は
伊勢島に豪華な弁当を
持たせてから
出勤させるように。

普段からマイペースな
伊勢島は社員たちに
「彼氏が作った」と
さらりと言い、
社内は騒然とする。

そんな現状を
打破すべく、
大野は弁当が
間に合わなかったふりをして
会社まで届けに行く。

いただきます

どうぞ

めしあがれ

大野の見た目や
所作の美しさ、
弁当の質に圧倒される
社員たち。

大野の優しさを
外から気づかされ、
次第に「ドキドキ」を
自覚し始める伊勢島。

一方、大野は自分の
優しさを無価値で
空っぽなものだと
考えているようで──?

続きは本編で♡
(エンディングの種類:あまあまハッピーエンド)

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500字感想

食べ物に例えると
見た目が派手なおでん。
最初はブッ飛んだ
キャラや話の設定に
「おっ?」ってなるんですが、
食べるとわりと家庭的。
と思いきや味の
染み込み方がすごい。
ドンってきて
スーッといって
じわりとくる感じ。
(擬音ばかりですみません)

未散ソノオ先生の作品は
そういった良さが
ありますね。

メイン2人、どちらも
「足りない」人たちが
互いに補い合う
関係になるまでの物語。

伊勢島(受)は
基本的に「1+1=2」しか
できないタイプなので、
「情緒」とか「感覚」を
持ち出されると混乱してしまう子。
なので「マメに連絡して」
と言われたらボットで送信。
そういう部分が理解されずに
振られちゃうんですが、
可愛らしい人なんですよ。
柔軟剤=ファーファと
思い込んでいる天然っぷりや
明るいところでのセックスを
恥ずかしがるシャイな部分だったり
絵本を読んで号泣する純粋さだったり
巨根にビビりながらも期待する姿。
とても可愛い。

八雲(攻)は
無自覚スパダリで
本人としては
「求められたから、あげた」
くらいにしか思っていないし、
それについても
「あげること”しか”できない」
ことで悩んでいる人。

少し違うかもしれないんですが、
以前テレビで見た
ドランクドラゴン塚地さんの
インタビューを思い出しました。
「どうして鈴木さんと
 組んでいるのか
 (塚地さんのヒモのように
  なっているのに)」
と聞かれ、それに対して
「あいつだけは俺が何をしても
 絶対に大爆笑して褒めてくれる
 ついてきてくれると信じられる
 それがすごく心強い」
というような回答を
されていたのです。
人間って目立つほうに視線を
持っていかれがちですが、
実際に目立っている側からすると
支えてくれている人のほうが
重要
なんだよなぁと……。

支えている人(本作での八雲)は
「こんなことしかできない」
と葛藤してしまうけれど、
その行為は相手にとって
とても尊いんですよね。

それに気づかせてくれる
ミトと幾も「足りない」
人々なんですが、
彼らも互いを
補い合っています。

相手を満たし合う
カップルの関係性に
萌える方へオススメ!