おまえの告白どころじゃない!? たのしいBL「1等7億円が当たった俺の3日間」ネタバレ感想・情報まとめ

ハイスペックで一途な男
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鈍感で思わせぶりな男

作品名
1等7億円が当たった俺の3日間 
作者名
常倉三矢
レーベル
花音コミックス 
あらすじ
イケメンで仕事も出来るハイスペックな親友・杉原 玲との格差に引け目を感じていた会社員・福永悦士。気まぐれで買った宝くじがまさかの当選!! 高額当選に震えた悦士は「家に帰りたくない」と玲と近くのラブホテルで一夜を過ごそうと誘う。玲の隠された恋心も知らずに──。

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傾向チャート

コミカル←|―|●|―|―|―|→シリアス  
物語重視←|―|●|―|―|―|→人物重視
台詞重視←|―|●|―|―|―|→表情重視
けんぜん←|―|―|●|―|―|→えちえち
さわやか←|―|―|●|―|―|→じめじめ
現実主義←|●|―|―|―|―|→非現実的
特殊設定←|―|―|―|●|―|→王道設定
攻の良さ←|―|―|●|―|―|→受の良さ

攻め情報

杉原 玲
 #茶髪 #長身 #細身 #顔がいい #26歳 #会社員 #エリート #腹黒 #執着 #男前 #一途 #溺愛

「いや変な期待はよせ 悦士がそこまで察しがいいとは思えない…」(42ページ)
「…お前振るなんて 見る目ないよ 俺なら 大切にするのに…」(84ページ)
「やり直しなんか必要ないよ 俺にとっては あれが最高の旅行だったんだから」(113ページ)
「嫌だったら拒んで ねえ 悦士…」(140ページ)
「自信なんか際限なく持ってくれよ 俺の好きな人なんだから」(175ページ)

出典:常倉三矢『1等7億円が当たった俺の3日間』(芳文社、2020年)

受け情報

福永 悦士
 #黒髪 #中背 #細身 #地味 #26歳 #会社員 #長男 #弟2人 #妹1人 #純粋 #正直 #やんちゃ #鈍感 #コンプレックス

「なんつーか 社会人4年目にもなるとさ 段々自分の程度ってもんが見えてくるのよ 学生の頃は俺も捨てたもんじゃないと思ってたのにな」(18ページ)
「あっ 通報しないで下さい…俺はただちょっと そのノートを見せて貰えたらと…」(70ページ)
「みっともないだろ金の事でこんなに大騒ぎして… そりゃ俺は必死だよ 俺には何もかも足りないんだから」(127ページ)
「俺 ずっとお前のものになりたかったんだと思う」(143ページ)
「一番大事な存在だからこそ 見合わない自分のまま傍にいるのはつらい」(160ページ)

出典:常倉三矢『1等7億円が当たった俺の3日間』(芳文社、2020年)

攻めと受けの対比

年齢:攻=受
身長:攻>受
体格:攻=受
階級:攻>受
立場:攻=受

起承転結ネタバレ

福永(受)は
営業マンとして働いている。

理不尽な客から
水を浴びせられた帰り、
ふと目に止まったのは
宝くじ売り場。

鬱憤を晴らそうと
20枚の宝くじを買うが、
現実逃避をしている
不甲斐ない自分が
なさけなくなる。

大学時代の親友である
杉原(攻)が、
出世街道を順調に
歩んでいるのを
知っているからだ。

見た目も性格も良い
彼と比較しては、
落ち込むことも
少なくなかった。

年始になり、
休暇中に杉原と
会うことになった。

おー悦士

良かった

すぐ

見つかって

あー

見つけやす

すぎるわ

宝くじを買ったことを
報告し、当たったら
どうするかなどを
冗談半分に雑談する。

杉原が席を立ったとき、
すでに当選結果が
出ていたことに
気づいた福永。
手元の宝くじを
照会すると、
なんと
1等が当たっていた!

まさかの出来事に、
福永は困惑してしまう。
言葉を選びながら
説明しようとするが、
まるで杉原に気があるような
言い方になっていた。

それに期待したのは
杉原のほうだった。
大学時代からずっと
福永のことが好きだったのだ。

言いづらそうに
恥じらう姿を見て
さらに心が躍る。

一方の福永は
気が大きくなり、
ハイペースで酒を煽った。

すっかり酔った福永だが、
7億円を手にした状態で
街中にいたことに気づき、
ゾッとしてしまう。

電車やタクシーは危険だと
ホテルに泊まることにし、
一緒に泊まってほしいと
杉原を誘った。

ベッドの上で
条件が整った杉原は、
福永に告白。
しかし……。

それどころじゃ

ないんだ!!

7年間…

忍んで

押し込めて

死ぬ気で言った

一世一代の告白が

「それどころ」…?

呆然としながら理由を聞くと、
福永は鞄を探り出す。
ところが、
宝くじが見当たらない。

杉原は最初、
告白を受け入れたくない
福永の茶番だと思ったが、
真っ青な顔をしているのを見て
本当だと分かった。

福永が嘘のつけない
性格であることは
杉原が一番知っている。

初めて出会ったのは
大学の講義室。

屈託のない笑顔で
近づいてきた福永と
会話をするうちに
仲良くなり、
親友になり、
好きになっていた。

告白したはいいものの、
本当にそれどころではない
福永の様子を見て諦め、
一緒に宝くじを探すことに。

居酒屋のゴミ箱を漁ったり
川に落ちた宝くじを取ったり
したが、見つからない。
すっかり落胆する福永。

金ってそんなに必要か? 

お前は自分で

やっていくだけの

力があるじゃないか

そんな大金

無くたって───

嘘だ

だって玲は

俺から離れようと

してたじゃないか

福永が7億円に
固執するのは、
杉原と対等な関係に
なりたいからだった。

対等になりたかった理由を
突き詰めると、
自分が杉原と同じ気持ちを
持っていることに気づく。

それを知った杉原は
福永を押し倒し、
一夜を共にした。

翌朝、鞄の中に
宝くじを見つけたが──

続きは本編で♡
(エンディングの種類:あまあまハッピーエンド)

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500字感想

楽しい掛け合いが魅力的な作品。

思わず笑ってしまう
「それどころじゃないんだ!!!!」だったり、
座敷童ちゃんの奇行だったり、
杉原のクドクドとした愚痴だったり。

作りとしては「Life」と似てます。
時間のスパンは3日間と
かなり短いんですが、
上げて落として上げる、
2人の関係性の起伏だったり、
受けの少年らしい一面が
愛らしかったり。

一方で抱えているものは
「咬みつきたい」の受けに
似ている
ので、
少しビターなところも。

攻めの杉原も実は
だいぶ腹黒いんですよ。
福永が好きすぎるあまり、
福永の彼女を寝取るという
独占欲のこじらせっぷり。
病みというか闇というか…。

なので、時折入る
ギャグが緩衝材になって、
絶妙なバランス
です。

タイトルで「3日間」て
言っちゃっているので
なんとなくオチは
分かりながら読むんですが、
最後は泣かせにくるんですよ〜!

そうだよ7億円では
手に入れられないものが
あるんだよ……とホロリ。

直後の描き下ろしでは
また笑いとエロが来て
満足度が高めの1冊。

笑いと感動を一冊で
味わいたい

贅沢な方にも
オススメ!