ゆがんだ正義と憎めないヤクザ「ふらちな刑事さん」ネタバレ感想・情報まとめ

この記事では「ふらちな刑事さん」(著:日野雄飛)のあらすじ、キャラクター(登場人物)、作品の雰囲気、感想(ネタバレ含む)などの情報をたっぷりお届けします!

わたし
わたし

こんばんは。

佐原さわらカジカです。

今月のテーマは「筋肉」!

本日のオススメは日野雄飛先生の作品
『ふらちな刑事さん』です。

こじれた倫理観を持つ刑事・岳田
バイセクシャルのヤクザ・伊志井に出会い
身体と交換で情報を引き出す関係へ…
というところから始まるストーリー。

「なんちゃってヤクザ」ではなく
「ガチのヤクザ」
で、
わりとエグい描写があります。
そこが深みと現実味に繋がっていて
私は大好きなんですけれど、
苦手な方もいると思うので
ご注意ください。

ということで、
詳しく紹介していきます!

こういうのを探している人は読むべし!

  • ゲスでクズだけど憎めないチンピラ攻めで良い作品ないかな〜
  • ポーカーフェイスなインモラル雄っぱい受けで萌える作品ほしい!
  • しんどすぎる展開からのハッピーエンドをくれ……。

日野雄飛「ふらちな刑事さん」

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「ふらちな刑事さん」 作品の概要

タイトル

ふらちな刑事さん

著者名

日野雄飛

レーベル

EDGE COMIX

あらすじ

刑事の岳田逸生は、
暴力団の組織を壊滅させるため、
ヤクザの伊志井卓から
身体と引き換えに内部情報を受け取っている。
「恋人や特別な人を作らない」
というポリシーを持つ岳田が、
伊志井の情夫になった理由は──

同時収録

『西田の恋』

「ふらちな刑事さん」 作品の雰囲気

コミカル←|―|―|―|―|●|→シリアス  
物語重視←|―|●|―|―|―|→人物重視
台詞重視←|―|―|●|―|―|→表情重視
けんぜん←|―|―|―|●|―|→えちえち
さわやか←|―|―|―|●|―|→じめじめ
現実主義←|●|―|―|―|―|→非現実的
特殊設定←|―|●|―|―|―|→王道設定
攻の良さ←|―|―|●|―|―|→受の良さ

わたし
わたし

基本シリアスで

エグい描写もありますが

最終的にはハッピーエンド

人間の表裏一体な部分を

描いているので

不思議な読後感が癖になる。

いろんなエロスがある上に

物語が重厚で満足度大。

「ふらちな刑事さん」 登場人物

岳田 逸生(たけだ・いっせい)

#黒髪 #長身 #筋肉質 #オールバック #27歳 #刑事 #品性 #知性 #クール #したたか #素直 #体力バカ #ノンケ

「恋人や特別な人は作らないことにしたんです なんていうか…幸せにできないだろうなと思って まあそういうわけなんで 伊志井さんとするセックスが気持ちいいのが本当にうれしいんですよ、ボク……アナタなら 別に 死んでも構わないから」(29ページ)
「…ボクが伊志井さんの素人童貞もらっちゃってよかったんですか?」(59ページ)
「悪人であるなら自業自得だ ざまあみろと思ってしまう自分は やっぱり嫌なんですよね」(87ページ)
「今のところはボクも……伊志井さん以外、抱かれるつもり……ないから 性病リスクとか ありますしっ…」(92ページ)
「悪人には 正義の鉄槌が落ちればいい 因果応報な世界であればいい 悪いことをした人間は酷い目にあえばいいし 伊志井さんの今までやってきたことを考えたら この程度ではまだ温いくらいだ」(114-115ページ)
「ボクを美化しすぎなんじゃないですか」(172ページ)

引用元:日野雄飛「ふらちな刑事さん」(茜新社、2015年)

伊志井 卓(いしい・すぐる)

#金髪 #小柄 #細身 #傷跡 #27歳 #ヤクザ #下っ端 #クズ #ヘタレ #執着 #強気 #人情味 #運命論者 #バイセクシャル 

「…………どうせやるならお互い気持ちいい方がいいだろ 尻穴いじられてチ◯ポ入れられたら絶対気持ちよくなれるって期待しろ それが一番大事だから」(11ページ)
「…ってーな どこ見て歩いてんだ アンタみてーなでけーのが女子供にぶつかったら危ねーだろうが」(41ページ)
「(刑事さんといい西田といい オレはそんなに従順に見えるのか!?)」(77ページ)
「待てって アンタが今日 朝までヤらせてくれないなら この女の子にウンコ食わすから」(100ページ)
「……アンタは オレなんかに助けてほしくなかったか? バカにしてる人間に助けてもらうなんて屈辱なんじゃないかって」(143ページ)
「…これからやろうってときくらい オレのことだけ考えててくれねーかなあ」(174ページ)

引用元:日野雄飛「ふらちな刑事さん」(茜新社、2015年)

西田 昭(にしだ・あきら)

#黒髪 #中背 #細身 #スーツ #27歳 #ヤクザ #幹部 #非人道 #鬼畜 #傲慢 #俺様 #サディスト #好奇心

「俺が今 人を殴りてえ気分なだけだよ 悪い子にはさ お仕置きって名目でやりたい放題できるじゃん」(71-72ページ)
「あー大丈夫大丈夫 返り血だから」(82ページ)
「男のクセに情けねー声 出すんじゃねぇよ ちゃんと俺を気持ちよくできたらやめてやるって…ホラ もっとちゃんとやれ」(107ページ)
「前にも言ったけど、別に怒ってはねえよ俺は ただ楽しいことがしたいだけで」(129ページ)
「手加減すんのは苦手ですよ俺は」(186ページ)

引用元:日野雄飛「ふらちな刑事さん」(茜新社、2015年)

「ふらちな刑事さん」 登場人物の比較

【年齢】 岳田 = 伊志井 = 西田

【身長】 岳田 > 西田 > 伊志井

【体格】 岳田 > 西田 ≧ 伊志井

【階級】 岳田 = 西田 > 伊志井

【立場】 西田 > 伊志井 = 岳田

わたし
わたし

立場に関しては

西田と岳田はイコール

(上も下もない)で

西田と伊志井の間にのみ

上下がある感じです。

日野雄飛「ふらちな刑事さん」

「ふらちな刑事さん」 ざっくり起承転結

ここから先はネタバレを含みます。
未読の方はご注意ください。

マル暴刑事の岳田は、
暴力団壊滅のために
内部情報を引き出せる
スパイをほしがっていた。

目をつけたのは
チンピラヤクザの伊志井だ。

スパイになってほしいと
直球に伝えると、
からかっていると思われ
「アンタがオレの
 チ○ポしゃぶって
 ケツにぶち込ませて
 くれんならいいぜ!」
と吐き捨てられる。

それを文字通り受け取った岳田は
伊志井をホテルへ連れ込み、
自分の身体を差し出す。

伊志井は一度限りにするつもりだったが、
あまりの相性の良さと
岳田の艶かしさに魅了され、
次に会う約束をする。

一度のセックスにつき
一つの内部情報。

この関係が定着し、
しばらく経つ。

セックス以外にも
食事や買い物へ同行するうち
互いの内面も
徐々に知り始めていた。

しかし、岳田が一番知りたい
伊志井の上司、
つまりヤクザの幹部の居場所は
得られていない。

ある夜、
いつものように割烹店で
待ち合わせをしていたが、
伊志井から
「ゴタゴタしている」
と連絡が入る。

岳田が追っていた幹部が
抗争に巻き込まれ死亡したのだ。

その後釜になったのは
西田という、
伊志井のかつての同級生だった。

西田は暴力性が強く、
何かにつけては生き物を
甚振っているような男だ。

伊志井は、そんな残虐さに
憧れ、十年も片想いをしていると
岳田へ教える。

西田は下の仕事を伊志井に押し付けた。
若者に薬物の売買取引をさせ、
伊志井はそれを西田によるものとして
岳田へ情報を渡す。

そのころには、
伊志井は岳田に惚れていた。

岳田のために自ら情報を作りに
いっているようなものだった。
西田への片想いの話も、
一定の距離を保つための
方便にすぎなかった。

ところが「小物」扱いされ、
身の入らないセックスをされ、
むなしくなった伊志井は
岳田との身体の関係を止めた。

金で情報を売るだけの
簡素な状態になってしまったふたり。

それでも伊志井の気持ちに
変わりはなかった。
隠し通していた気持ちを
ふと口に出してしまい、
隠しきれないと悟った伊志井は
素直に告白する。

好きだと言われた岳田は
「利用しやすくなってよかった」と
冷たいことを言いながらも、
表情に喜びが溢れていた。

西田の傘下にある組織ばかり
警察に目をつけられていることに
感づいた組員は、
そのことを西田へ伝える。

伊志井を殴りながら犯し、
「次はもっと酷くするからな」と
忠告を残した。

それでも岳田に会いたいという
気持ちが上回った伊志井は、
次の約束を取り付ける。

そうまでして会いたい男に
目をつけた西田は──

続 き は 本 編 で ♡
(ハッピーエンド)

「ふらちな刑事さん」 無料で試し読み

「ふらちな刑事さん」 全体の感想

わたし
わたし

「ざっくり起承転結」

よりもさらにネタバレ

含んでいることがあります。

気になっているし

もう少し知りたいけど

これ以上のネタバレは…

という方は

をご利用ください!

過去の私へ
 早く買いなさい。
    未来の私より

ベリーベリー大好きなやつでした。
超好きってことです。
なぶってボコって最後はハッピー
感情や道徳の表裏一体
こういうのが好きなんだな私は。
(あまあまも好きですよ!)
なので、万人受けはしない作品です。

動物の虐待について
触れるシーンもありますし、
未成年の少女に
スカトロ強要したり
クスリでトばせた男を
ゲイの組員にレイプさせたりと
わりとリアルにヤクザです。

あ、でも詳細に描かれているわけじゃなくて
1コマの隅っこに猫の尻尾があったり
真っ黒な背景に白文字で「あった」ことを
匂わせる一文があったりするだけなので
そこまで身構えなくてもいいです。

この描写から言えるのは、
BLや少女漫画にありがちな
なんちゃってヤクザじゃないということ。
むしろ青年誌寄りのヤクザ。
全員ちゃんとクズなのが
キャラづけとしてよかったです。

どこかネジが外れた人たちなので
うまく行かないし、
うまく行かせないような行動を
無意識に取ってしまうところがあって、
どんどんこじれてゆく。

で、オススメできるのは
物語の重厚感だけなのかっていうと
ちゃんと萌えとときめきもあるんですよ。

岳田、なんだかんだで
かわいくて。

伊志井から
「尻穴いじられて
 チ◯ポ入れられたら
 絶対気持ちよくなれる
 って期待しろ」
と言われた最初のセックスで、
「(気持ちよく
  なる……
  入れてもらったら
  気持ちよくなる)」
ってちゃんと期待しようとするのが
素直でエロかわいい。

あと「お尻にチ◯コ」とか
「ほっぺた」とか
言葉遣いに品があったり。

そして「セックスしたいなー」とか
告白されて「それはよかったです」とか
ポジティブな感情は
表に出やすいのもいい。
(交渉などビジネスの場では
 やはり刑事なのでポーカーフェイス)

好きになってはいけない関係同士、
岳田はポーカーフェイスを貫くし
伊志井は嘘で嘘を固めていく。
でも実は考えていることは
「(好きなんだよなあ)」
だったり、
相手がいなくなった瞬間に
見せる表情
に恋慕が篭っていたりするのが
キュンときます。

ふたりとも不器用なので、
息を吐くように嘘をつくけど
他人の嘘には気づけない
のも
なんだか愛おしいというか
人間味あっていいです。

パッと見の印象で
「メスお兄さんな刑事が
 ヤクザとセックスねハイハイ」
と思っていた人は
手にとって読んで
「早く読んでおけばよかった」
って悔しがること間違いなし。
なぜなら私がそうだったから…。

ストーリーの密度と濃度、
キャラクターの意外性とリアルさ、
エロの種類の豊富さ、
どれを取っても良作
です。

同時収録されているスピンオフ
『西田の恋』も、
心に残る短編でした。
あの尺ならではの良い同時収録。
本編もそうですが、
尺の使い方うまいです。

なんか色々くっちゃべりましたが
つまり1冊まるごと最高
ってことです。

日野雄飛「ふらちな刑事さん」

「ふらちな刑事さん」 特典情報

わたし
わたし

せっかくなら特典つきの

ところで買いたい!

作家さんのファンなので

全部そろえたい!

という方はこちらを

ご参考ください♪

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