推薦BL漫画を読んでみた!感想Vol.2『俺の有害な異世界』『泡にもなれない恋ならば』『華なるもの』

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推薦BL漫画を読んでみた!感想Vol.2『俺の有害な異世界』『泡にもなれない恋ならば』『華なるもの』

現在開催中の「#このBLマンガに光あれ」で推薦された作品から3作ずつ紹介するPart2!
ランダムに3冊ピックアップした中から、作品紹介+プチ感想を綴っていきます。

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新本浦子『俺の有害な異世界』

地味な俺が異世界でアルファになってモテまくり!!?

「孕ませてください。アルファ様」陰キャの優一が事故にあって異世界トリップした先は、“オメガバースがある世界”だった! 新世界では“アルファ様”と讃えられ、抱いてと服を剥かれ、まっすぐ歩くことさえできない。あげくのはてには、優一を超嫌っていたミキから、「俺はお前のオメガだから、責任とるよ」と、発情したトロトロ顔でホテルに誘われて――! 鬼恐いミキがこんなに可愛いわけがない! むちゃくちゃに抱いて頂いちゃっていいですか?

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プチ感想

オメガバース世界へトリップしたら、オメガが多い地域で1人だけアルファだった!! パラレルワールドなのか、知っている人物もいて…という、導入から惹きつけられるストーリー。

推薦者:禍腐渦狂紳士タッキーさんのコメント

陰キャの優一が事故に遭い目覚めたらオメガバースの世界にトリップしていたお話。

非モテだった優一がαになった途端にモテまくるのが面白い✨
また、ミキの男前Ω受けもツボで、男前かと思ったら可愛い面や健気な面もありすっごく魅力的なキャラ💕

クライマックスに向けてのどんでん返しが面白かったです! 
異世界トリップものって、最終的に帰るか定住するかの選択が待ち受けていて、どちらを選んでも切ない展開になる印象があります。本作はちょうどベストポジションなエンディング。徐々に明かされてゆく新事実に「なるほど!?」となる驚きと発見があって楽しめました。異世界トリップ好きにも、異世界トリップ苦手な人にもハマりそうです。

タッキーさんのおっしゃる通り、男前オメガ受け・ミキが最高でした〜! 
58ページの「俺がお前を守ってやる」とか133ページの「なんで俺の心をお前が決めるんだ 俺が好きなのは お前だよ」とか、セリフはもちろん表情も格好いい。なんて男前なんだ…と思っているところ、両想いエッチのトロ顔や、ラスト1ページの幸せそうな笑顔が可愛い。描き下ろしの天然ノロケには思わず目尻が下がりました。

異世界トリップ好きの方、オメガバースBLが読みたい方、ヘタレスパダリ攻め×男前健気受けのカップルに惹かれる方は必読!

三月えみ『泡にもなれない恋ならば』

勝ち気でこだわりの強い小林は、仕事で上司と衝突。
元同僚で自分とは正反対の冷静さを持つ石原にその鬱屈した気持ちを吐露する。
さらに、石原に対しある思惑を持っていた小林は、
石原の恋心を利用して自分を抱くようにしむけるが――?
綺麗なだけじゃない大人の恋愛を描いた表題作の他、
不思議な力を持つ「神様」を軸に繰り広げられる
温かくて少し切ない恋模様を綴った「神」シリーズや
叔父と甥っ子のセックスの主導権をかけた攻防LOVEを収録!!

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プチ感想

元同僚のリーマンカップルと、同じ世界で繰り広げられるオムニバス形式の「神シリーズ」3編と、叔父×甥の短編を収録した短編集。どれも短いのに満たされる!

推薦者:やゆよさんのコメント

タイトルがもう優勝🏆なんだこの天才すぎるタイトルは…天才では…?

表題作「泡にもなれない恋ならば」タイトルのエモすぎることよ……! ほかの短編も「その神は、役場にいる。」とシュールでジワるものや「いい子でごめんね!」と可愛いものなど、作品名が素敵なものばかり。みんな違ったベクトルで最高すぎます。

嫉妬や葛藤、仕事の悩みなど、まさに「綺麗なだけじゃない大人の恋愛」を描いた表題作はもちろん、個人的には「神」シリーズがとても好きな1冊です。神……”どっち”なんでしょうね……尻抱き受けでもいいしスパダリ攻めでもいいしリバでもいい、おいしすぎるキャラ。他作品は濃厚なラブシーンが描かれていただけに、場面転換で不明のまま終わったこちらの余韻が残りますね。

Renta!で300円レンタルできるんですが、読み終わったあとに「購入」(=差額を支払って永久に読める状態にする)した内の一冊。短編集ながら読み応えがあって、読むたびに発見があるので繰り返し読める状態にしたくなります。じんわりと沁みる上に、読みやすい素敵な短編集BLコミックをお探しの方にオススメ!

西つるみ『華なるもの』

華なるもの

華なるもの

「院御所を騒がすは美しい犬。」

時は平安末期。武家の三男と卑しい出自でありながら、権力者たちの寝所を渡り歩き、上皇の寵人となった高前(たかさき)。
美しい成り上がり者として畏怖と羨望の視線を集める高前だったが、有力貴族の御曹司・智実(ともざね)からは素直な好意を寄せられ、その余裕を不愉快に感じていた。
しかし、二人の関係が決定的に変わる事件が起こり――。

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プチ感想

平安時代末期の貴族たちと、衆道の文化が趣深い一冊。不器用な受けと粘り強い攻めの人生、そこに携わる人物の生々しく気高い美意識が見事に描かれています。

推薦者:まみやさんのコメント

作中で時間経過して人生を追える作品。 宮中の立ち回り描写含め平安要素全部イイけど好き嫌い分かれるから前情報ゼロで読んで欲しいけどそうは言えない 甘えられない不器用美人受はいいぞって死海文書に書かれてるから。

これは…自分の無学が悔やまれる作品……!! 
読み手の力量が問われるといいますか、歴史への造詣が深い人ほど得られるものが多い一冊です。平安時代から戦国時代へと移り変わる中で起こる物語で、「もののあはれ」な人間模様が描かれています。誰もが「こちらのほうが美的理念に適っている」という信念で動いていて、この時代の貴族においては正しい選択。分かっていても、やりきれない。やりきれないけど、美しい。そんな情景に心が打たれます。

少し複雑な用語・今では馴染みのない習慣などは、ページの端に注釈をつけてくれている親切設計。日本史に詳しくない人でも、内容やストーリーの流れは分かるようになっています。雰囲気を味わうだけでも価値のある作品ですが、背景に詳しいと、より趣深くなること間違いなし。歴女だけどまだBL(衆道)にはハマっていないという方の一冊目にもピッタリですね。

歴史や文学的な側面以外にも読みどころアリ。BLとして私の性癖に刺さったのは「誰かの受けは誰かの攻め」なシーンが存在することですね! 和風・歴史BL好きな人はもちろんのこと、1CPの人生を見届けたい方にも推奨します。

まとめ

感想Vol.1でも言っていましたが、やはりどれも皆さんが推薦するだけあって良い……。
もし見逃していたとしたら、悔やまれる作品ばかりですよ!

#このBLマンガに光あれ」受付期間は2021年12月19日(日)まで。
あなたの推薦図書もお待ちしております♪