眼鏡の下は……【BLマンガ感想】きはら記子「泣き虫大家のみくるちゃん」レビュー

この記事は…
  • 雑誌「mimosa」に掲載されている「泣き虫大家のみくるちゃん」第1話の感想をまとめたものです。
  • この話は、『泣き虫大家のみくるちゃん』単行本(コミックス版)第1巻に収録される予定です。
  • 文字のみの情報となっておりますが、ネタバレにご注意ください。
掲載誌はコレ!

雑誌名mimosa
巻・号vol.19
出版社リイド社

「泣き虫大家のみくるちゃん」第1話のネタバレあらすじ

登場人物

攻め:青葉(28歳。不動産を信じて色々任せた結果、イメージと違うアパートに入居)
受け:松之まつの みくる(びんぞこ眼鏡に七三分けの、アパート大家。元は祖母の物件だった)
※第1話の時点では絡みがないため攻め/受け不明ですが、インタビューで確定されています。
ほか:山田と鈴木(ゲイカップル。アパートで同棲をしている。ロマンチスト同士)

海の見える町で暮らしたい──
その希望を叶えるため、移住してきた青葉

地図に記された入居先へ行ってみると、一軒の寂れたアパートが建っている。
不動産の担当者は新築だと言っていたが、とてもそうには見えない。
多忙のあまり内見を任せてしまったのが良くなかったようだ。

もしかしたら違うアパートかもしれない。
そんな期待を抱きながら、ドアを開ける。
すると、一組のゲイカップルが熱烈なキスをしていた。

衝撃のあまり絶句する青葉に、横から声がかけられる。
「おまちしておりました」
アパートの管理人・松之だ。

カップルのことにまるで動じていない彼に、応接間へと通される。
案内された青葉は、地図が間違っていなかったことを知る。
アパートらしくない間取り、妙な住人、寂れた外観……。
松之から理由を聞きながらも、青葉は引越しを考え直そうとしていた。

必死になって引き留めようとする松之。
それでも青葉の気持ちは後ろ向きだった。

しかし部屋に入ると、中はリノベーション済みで新築同様。
窓から見える景色も、海が一望できる素敵な眺めだ。

考え直した青葉は、ここに住むことにした。
改めて挨拶へ向かおうと松之がいる部屋へ向かう。
すると、松之は泣いていて──!?

続きは 本編 をご覧ください!

ストーリーの重要なポイント
  • 海の見える街に移住してきた青葉
  • 不動産に色々まかせすぎた結果、ボロいゲイアパートに入居
  • びんぞこ眼鏡+七三分けの大家・みくるちゃん、スッピンは可愛い
絵を見て楽しむべきポイント
  • 海が見える田舎町ののどかな風景と大きな鷺
  • 同じアパートに住む山田&鈴木カップルのドラマチックな感じ
  • めがねを外したみくるちゃん、めちゃくちゃ可愛い

【単話配信版】きはら記子「泣き虫大家のみくるちゃん」

「泣き虫大家のみくるちゃん」第1話の感想レビュー

 まず情景の素晴らしさたるや! 開放感があってのびのびとした雰囲気が伝わってきます。モノクロなのにカラーで見えると感じられるほど、表現力が最高。こういった海の見える町、とても好き。オミクロン株の流行で気軽に旅に出られない今、めちゃくちゃ刺さりますね〜。そこで始まる新しい生活と出会い。良作の匂いしかしない。
 物語の舞台はゲイアパート。ゲイカップルが集まっているアパートです。前の大家である、みくるの祖母が創設者。かつて同性カップルの賃貸契約が難しかったころ(現実では今でも難しいようですが)、哀れに思って貸したところから始まりました。その名残で、ゲイカップルの住人が多くなったという流れ。主人公・青葉は知らされていませんでした。しかし一人になったとき、「ゲイアパートか 集まるところに集まるんだな」というセリフからゲイなのかな? と思います。みくるちゃんにも「好み」とモノローグで言っていましたしね。
 一目惚れした青葉、謎多き山田&鈴木カップル、素顔がかわいすぎるみくるちゃん。第2話も楽しみな作品です!

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