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【韓国映画】カン・ウ『LONG TIME NO SEE』感想レビュー

あらすじ:凄腕の殺し屋ジスは、Black Roseとしてネットで小説を書いていた。彼が描く小説の大ファンであるギテは、続きが気になって仕方がない。彼はWild dogsというペンネームでBlack Rose宛てに熱いメッセージを送っていたが……。
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【アメリカ映画】フランクリン・J・シャフナー『パピヨン』感想レビュー

〈1931年、パリ〉「狂乱の時代」の終焉。胸に蝶の刺青を入れていることから “パピヨン”と呼ばれた男は、無実の罪で終身刑を言い渡され、フランス領ギアナの悪魔島に送られる。周囲を海に囲まれた、この島は脱出不可能な場所として知られ、囚人達は人権をはく奪され、過酷な強制労働を科せられていた。絶望と死が支配する場所で、自由と希望を求めて足掻くパピヨンは、志を同じくする紙幣偽造の天才ドガと出会い、やがて二人は奇妙な友情で結ばれてゆく…。
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【アメリカ映画】ガス・ヴァン・サント『マイ・プライベート・アイダホ』感想レビュー

あらすじ:ストリート・キッドのマイクは、男娼として街角に立ち、少年を好む中年男性を相手に体を売って日銭を稼ぐ日々を送っている。 ある時、マイクは記憶の中の母親に良く似た女性客を前に持病の睡眠発作を起こしてしまう。眠り続ける彼を助けたのは 男娼仲間のスコットだった。彼は市長の息子であり何不自由なく育ちながらも、見せかけだけの家庭に嫌気がさし、 家を飛び出していた。 ある日、マイクは行方不明の母親を探す決心をし、スコットと共に、兄リチャードが暮らす故郷のアイダホへバイクで向かう。 マイクが旅の途中で告げたスコットへの想い、兄リチャードの衝撃的な告白。やがてマイクとスコットの道は二つに別れていく…。 愛と友情、それぞれのアイデンティティーを求めて旅したボートランド、アイダホ、ローマ、彼らが旅の果てに見たものは──。
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【アメリカ映画】アン・リー『ブロークバック・マウンテン』レビュー

 1963年夏、ワイオミング州ブロークバック・マウンテンで出会ったイニスとジャック。野営しながら羊の移動牧畜の仕事をする間の芽生えた親密さは危険な一線を越えた。4年後、互いに募らせた思いは一気に噴出する。タブーを犯した真率な愛は世間や家族の目を逃れた大自然の奥深くに隠れ家を求める他ない。
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【フランス映画】フランソワ・オゾン『ぼくを葬る』レビュー

パリで活躍する気鋭の人気ファッション・フォトグラファー、ロマンは、ある日撮影中に突然倒れてしまう。診断の結果は末期のガン。医師の勧める化学療法を拒んだ彼の余命は3ヶ月と告げられる。様々な感情がロマンの心に押し寄せる。愛しているものの、なかなかうまく折り合うことができずにいた家族には、このことを秘密にすると決めたロマン。一方、恋人の青年サシャには、冷たく別れを告げてしまう。そんな中、唯一心を許す祖母にだけは自分の苦しみを素直に打ち明けるのだった。そして、死が迫る中、ロマンの心にある想いが芽生え始める。
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【アメリカ映画】グレン・フィカーラ『フィリップ、きみを愛してる!』レビュー

あらすじ:大事故で命を失いかけたIQ169のスティーブンは詐欺師として暮らし始めるが、保険金詐欺で投獄された刑務所で、心優しいフィリップに運命の一目惚れ!!この出会いが再び彼の人生を変えていく──。 フィリップを幸せにしたい一心で、詐欺を繰り返し、念願の2人きりハッピーセレブ生活に突入するが、それもつかの間、再び投獄され、2人は離ればなれに。 でも、どうしても“愛してる!”と伝えたい!!嘘にまみれた天才詐欺師スティーブンが思いついた、一世一代の大勝負とは――。 果たして彼の唯一本当の想いはフィリップに届くのか!? 2人の恋の結末は?!
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【アメリカ映画】トラヴィス・ファイン『チョコレートドーナツ』レビュー

1979年、カリフォルニア。 シンガーを夢見ながらもショーダンサーで日銭を稼ぐルディ。  正義を信じながらも、ゲイであることを隠して生きる弁護士のポール。  母の愛情を受けずに育ったダウン症の少年・マルコ。  世界の片隅で3人は出会った。  そして、ルディとポールは愛し合い、マルコとともに幸せな家庭を築き始める。  ポールがルディのために購入した録音機でデモテープを作り、ナイトクラブへ送るルディ。  学校の手続きをし、初めて友達とともに学ぶマルコ。夢は叶うかに見えた。  しかし、幸福な時間は長くは続かなかった。  ゲイであるがゆえに法と好奇の目にさらされ、ルディとポールはマルコと引き離されてしまう……。  血はつながらなくても、法が許さなくても、奇跡的に出会い深い愛情で結ばれる3人。  見返りを求めず、ただ愛する人を守るために奮闘する彼らの姿に我々は本物の愛を目撃する。
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【ブラジル映画】ダニエル・ヒベイロ『彼の見つめる先に』レビュー

目の見えない少年レオは、ちょっと過保護な両親と、優しいおばあちゃん、いつもそばにいてくれる幼なじみのジョヴァンナに囲まれて、はじめてのキスと留学を夢見るごく普通の高校生。でも何にでも心配ばかりしてくる両親が最近ちょっと鬱陶しい。ある日、クラスに転校生のガブリエルがやってきた。レオとジョヴァンナは、目が見えないことをからかったりしない彼と自然に親しくなっていく。 レオはガブリエルと一緒に過ごす時間の中で、映画館に行ったり自転車に乗ってみたり、今まで経験したことのない新しい世界を知っていくのだが、やがてレオとガブリエル、ジョヴァンナ、それぞれの気持ちに変化がやってきて…。
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【アメリカ映画】ダニエルズ『スイス・アーミー・マン』レビュー

無人島で助けを求める孤独な青年ハンク。いくら待てども助けが来ず、絶望の淵で自ら命を絶とうとしたまさにその時、波打ち際に男の死体が流れ着く。ハンクは、その死体からガスが出ており、浮力を持っていることに気付く。まさかと思ったが、その力は次第に強まり、死体が勢いよく沖へと動きだす。ハンクは意を決し、その死体にまたがるとジェットスキーのように発進! 様々な便利機能を持つ死体の名前はメニー。苦境の中、死んだような人生を送ってきたハンクに対し、メニーは自分の記憶を失くし、生きる喜びを知らない。「生きること」に欠けた者同士、力を合わせることを約束する。果たして2人は無事に、大切な人がいる故郷に帰ることができるのか──! ?
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【アメリカ映画】バリー・ジェンキンス『ムーンライト』レビュー

名前はシャロン、あだ名はリトル。内気な性格で、学校では“オカマ"と呼ばれ、いじめっ子たちから標的にされる日々。その言葉の意味すらわからないシャロンにとって、同級生のケヴィンだけが唯一の友達だった。高校生になっても何も変わらない日常の中で、ある日の夜、月明かりが輝く浜辺で、シャロンとケヴィンは初めてお互いの心に触れることに。