ビューティーアドバイザーたちの恋愛を描く楢島さち先生の代表作『コスメティック・プレイラバー』。現在6巻まで発売されており、最新刊は出るや否や電子書籍の各ストアでランキング入りという
大人気作品です。
クールなハイスペック後輩・佐橋とまじめでチョロかわいい先輩・棗の「嫌い」から「大好き」になるまで、そしてその先のトロ甘えっちが萌えます! では早速、作品の概要から見ていきましょう♪
『コスメティック・プレイラバー』 あらすじ
著者
楢島さち
レーベル
ビーボーイコミックスデラックス
あらすじ
美容部員の棗は、
後輩の佐橋と
“ペア売り”をさせられている。
仕事も棗のことも
ナメきっている佐橋に
売上トップを奪われ、
イライラしながらも
先輩風を吹かせる棗だったが…。
あるとき、ゲイということがバレて
脅されてしまい、
無理やりセフレに!?
しかも、うっかり
佐橋の覚醒スイッチを
押してしまって──

最初は反発しあっていた
ふたりが徐々に甘く
なっていくのが尊い!
お仕事や家族に関する
真面目な話もありつつ、
エッチが本当にエッチ。
(語彙力の崩壊)
1巻の強引なものから、
5巻の甘々なものまで
キュンとくるシーンが
たっぷり堪能できます!
『コスメティック・プレイラバー』 作品の傾向
コミカル←|―|―|●|―|―|→シリアス
物語重視←|―|―|―|●|―|→人物重視
台詞重視←|―|―|●|―|―|→表情重視
けんぜん←|―|―|―|●|―|→えちえち
さわやか←|―|●|―|―|―|→じめじめ
現実主義←|―|●|―|―|―|→非現実的
特殊設定←|―|―|●|―|―|→王道設定
攻の良さ←|―|―|●|―|―|→受の良さ

コミカルとシリアス、
さわやかとじめじめの
バランスが絶妙です。
キャラクターも良くて、
スピンオフ(巻末に収録)の
西園寺×柿崎も
オススメです〜!
こんな人にオススメ!
- 最初は嫌いだった相手を溺愛するようになるカップルが好き!
- BLのエッチは大事というか必須。
- コスメや百貨店の空気感が好き!
『コスメティック・プレイラバー』 登場人物(キャラクター紹介)
攻め:佐橋 斗真(さはし・とうま)
コスメブランド「ロミーフェリーク」のビューティアドバイザー。何事にも本気になれなかったが…?
#黒髪 #長身 #細身 #顔がいい #23歳 #メイクアップアーティスト #元モデル #兄がいる #裕福 #クール #諦観 #強引 #執着 #生意気
セリフで分かる!人物像
各巻から一言ピックアップ!
- 「傷つくのが怖くて勝手にあきらめて逃げてるだけでしょ そんな生ぬるい執着で 好きだとかよく言えますね」(引用:楢島さち『コスメティック・プレイラバー』1巻84ページ、リブレ、2018年)
- 「──棗さん 俺のこと ちゃんと見て 俺のことだけ考えて」(引用:楢島さち『コスメティック・プレイラバー』2巻123-124ページ、リブレ、2019年)
- 「棗さんに無駄な負担かけないでくれます? あの人優しいし、真面目すぎて抱え込むから 自分のことは自分でやって」(引用:楢島さち『コスメティック・プレイラバー』3巻149ページ、リブレ、2019年)
- 「優しいですね でも噛み合わないことってあるんですよ 家族だろうが何だろうが」(引用:楢島さち『コスメティック・プレイラバー』4巻86ページ、リブレ、2020年)
- 「感じてる棗さん甘やかしながらするのが いちばん気持ちいい」(引用:楢島さち『コスメティック・プレイラバー』5巻208ページ、リブレ、2021年)

無気力系の生意気な後輩!
実は独占欲が強くて
努力家で、
人をよく見ています。
棗大好きモードに
なってからは甘々♡
受け:間宮 棗(まみや・なつめ)
コスメブランド「ロミーフェリーク」のビューティアドバイザー。仕事が大好きで、誇りを持っている。
#金髪 #中背 #細身 #顔がいい #24歳 #ビューティーアドバイザー #姉が3人いる #末っ子 #愛され #真面目 #顔に出る #気づかい #ゲイ
セリフで分かる!人物像
各巻から一言ピックアップ!
- 「常連のお客様が俺を信頼して話して下さった ごくプライベートなことも書いてある …そんな大切なもの 自分の保身のために使いたくなかった」(引用:楢島さち『コスメティック・プレイラバー』1巻165ページ、リブレ、2018年)
- 「ずっと叶わない恋をしてた 自棄になって遊んだ時期もあったけど まともな恋愛なんてしたことがない」(引用:楢島さち『コスメティック・プレイラバー』2巻66ページ、リブレ、2019年)
- 「あ いいって怒んなよ 俺が悪かったんだ な」(引用:楢島さち『コスメティック・プレイラバー』3巻93ページ、リブレ、2019年)
- 「…そばにいる おまえとずっと 一緒にいる… 俺がお前を 幸せにしてやる… 約束、な」(引用:楢島さち『コスメティック・プレイラバー』4巻161-162ページ、リブレ、2020年)
- 「……斗真 負けねえからな お前のこと好きだから……大好きだからこそ 負けたくないって思うんだ」(引用:楢島さち『コスメティック・プレイラバー』5巻32ページ、リブレ、2021年)

不器用で真面目だからこそ
助けてあげたくなる!
佐橋に対してツンデレで
負けず嫌いだけど、
顔に出すぎるので
好きなのがバレバレで
かわいい〜!!
攻めと受けの関係性
年齢:攻 < 受
身長:攻 > 受
体格:攻 = 受
階級:攻 = 受
立場:攻 < 受
(→攻=受)
このキャラも重要!

メインキャラの他にも、
こんな魅力的なキャラが
登場しますよー!
柿崎 圭吾(かきざき・けいご)
(「ビターネス・プレイラバー」主人公/受け)
1巻で初登場。元ビューティーアドバイザー。棗に顧客を奪われ恨んでいた。現在は美晴百貨店の外商員。プライドが高く、売り上げアップに必死。
西園寺 幸人(さいおんじ・ゆきと)
(「ビターネス・プレイラバー」攻め)
1巻番外編で初登場。佐橋の知人。国産ワイナリーの若手社長で、柿崎の太客。羽振りが良いが、人使いが荒くセクハラがひどい。軽薄で間延びした話し方をする。
田之内(たのうち)
1巻で初登場。営業部で元BA。一児のパパ。棗がかつて恋をしていた相手でもある。
相沢(あいざわ)
1巻で初登場。棗の先輩。美人で仕事ができる。
南条(なんじょう)
2巻で初登場。メイクアップアーティスト。ゲイを公言している。関西人。
弓原 リサ(ゆみはら・りさ)
2巻で初登場。本名は梨沙子。スーパーモデル。佐橋のモデル時代の同期。
佐橋 天真(さはし・てんま)
4巻で初登場。斗真の兄。ややヤンデレぎみ。
『コスメティック・プレイラバー』 各巻の見どころ
1巻
美容部員の棗は、
後輩の佐橋と”ペア売り”を
させられている。
仕事も棗のこともナメきっている
佐橋に売上トップを奪われ、
イライラしながらも
先輩風を吹かせる棗だったが…。
ある時ゲイがバレて脅されてしまい、
無理やりセフレに!?
しかも、うっかり佐橋の
覚醒スイッチを押してしまって──
このやりとりが萌える!

…お前
料理まで
できんのな

棗さんと
ちがって器用
なんで(笑)
引用:楢島さち『コスメティック・プレイラバー』1巻185ページ、リブレ、2018年
2巻
佐橋と両想いになった棗。
セフレから一転、
甘すぎる佐橋の態度に戸惑う日々…
そんな時、佐橋が美人モデルと出張に!?
さらに棗はゲイを公言する南条とペアになり…
初めての嫉妬&遠恋に、
恋愛スキル激低な棗はパンク寸前!!
このやりとりが萌える!

……え
これ…

棗さんチョロくて
押しに弱いから
俺の
って印
引用:楢島さち『コスメティック・プレイラバー』2巻168ページ、リブレ、2019年
3巻
佐橋と恋人になって、
ようやく甘い関係にも慣れてきた棗。
そんな時、いきなり同棲に誘われて
訳も分からず断ってしまう。
さらに仕事でも
ハイスペすぎる佐橋との差に
棗は焦る一方で──
このやりとりが萌える!

ていうかこっち来て
よかったんですか?
エマは?

…なんだよ
お前のこと
優先しちゃ
だめなのか?
引用:楢島さち『コスメティック・プレイラバー』3巻172ページ、リブレ、2019年
4巻
ついにラブラブ同棲生活スタート!
でも新人の春川がプチ嵐を巻き起こし、
佐橋の兄・天真は
「斗真に不釣り合いだ」
と宣戦布告!?
なんだか不思議な
佐橋と家族の距離感に、
戸惑う棗は……。
このやりとりが萌える!

あ
とう、
ま…っ
すき…っ

両想い
ですね
引用:楢島さち『コスメティック・プレイラバー』4巻209ページ、リブレ、2020年
5巻
斗真に甘やかされすぎて
「これってバカップル?」
と不安になっている棗。
そんなところへ、
斗真にモデル復帰疑惑が浮上!
焦った棗は売上対決を申し込み
「ライバルだからイチャイチャ禁止!!」
と禁欲宣言したけれど──
このやりとりが萌える!

おれ…
おまえ、で
お
オナニ…
して
ごめん…っ

…ダメ
許さない
俺が我慢
たぶん
全部返して
もらうまで
許さない…
引用:楢島さち『コスメティック・プレイラバー』5巻125ページ、リブレ、2021年
『コスメティック・プレイラバー』 感想
以下は 5巻まで の感想です。
4巻の春川が我々の気持ちを
的確に語ってくれているので
抜粋させていただきますね。
「お二人が一緒にいるのを
考えるとこう…
今まで感じたことのない
感情が湧き上がってくるんです!
ときめきが胸に突き刺さるような…
心を揺さぶられるというか…
すごく…ああ
なんて言うんだろう…!」
(引用:楢島さち『コスメティック・プレイラバー』4巻68ページ、2020年)
それな〜〜〜〜!!
本当それ。
「なんて言うんだろう…!」
まで含めて我々を代弁してくれている。
これはスピンオフの
西園寺×柿崎にも言えることで、
こっちのCPも最高です。
性格の悪い執着攻めや
こじらせ卑屈受けに惹かれる方が
大好きなやつです。
どちらのCPも
巻数を追うごとに
良くなっていくんですよ。
1巻の佐橋×棗は
ほぼレイプから始まる恋愛なので
好き嫌い分かれるかもしれないんですが、
そこからどんどん甘くなります。
でもイチャイチャしているだけじゃなく、
仕事や家族に関する姿勢が
丁寧に描かれているので、
ストーリーも面白いです。
エロもちゃんとエロいです。
言葉のセンスもありますし
角度やプレイが毎度異なるので
記憶に残るエロというか、
実際さほどエッチしていなかったのに
(2〜3話に1回くらい)
「エロい1冊だったな」
って思っていることがあります。
1回が濃厚なんですよね。
描き下ろしもすごいですし。
そして私は、カバー裏の
間違い探しが大好きです。
純粋に楽しい。絶妙な難易度。
とくに5巻の間違い探し、
間違いのある箇所が
めちゃくちゃ萌えるんですよ。
フフ…そういうことね…フフ…
理解っちゃったぜ…ってなる。
すみずみまで楽しい作品で、
巻数を追うごとに
面白さが増していくので、
一気読みをオススメします!