いやしと甘々【BL漫画感想】波真田かもめ『おはようとおやすみとそのあとに』レビュー

『おはようとおやすみとそのあとに』　作品の雰囲気

コミカル←|―|―|●|―|―|→シリアス　　
物語重視←|―|―|―|●|―|→人物重視
台詞重視←|―|―|●|―|―|→表情重視
けんぜん←|―|―|●|―|―|→えちえち
さわやか←|―|●|―|―|―|→じめじめ
現実主義←|●|―|―|―|―|→非現実的
特殊設定←|―|●|―|―|―|→王道設定
攻の良さ←|―|―|●|―|―|→受の良さ

わたし

切なかったり苦しかったり

そういうシリアスはなく、

心あたたまる話が多いです。

さらにいちゃあまなシーンも

たっぷりあって、ニマニマが

とまらない…！

こんな人にオススメ！

見た目はかわいく、心は男前な受けが好き！
ラブラブなカップルを見てニマニマしたい！
受けを溺愛する年上の攻めにキュンとくる！

『おはようとおやすみとそのあとに』　登場人物

攻め：立花　開人（たちばな・かいと）

一流シェフを目指し、イタリアンレストランで働いている。
#黒髪　#182cm　#細身　#顔がいい　#21歳（〜27歳）　#キッチン　#料理人　#母他界　#父再婚　#血の繋がらない妹　#円満家庭　#面倒見がいい　#几帳面　#男前　#溺愛　#ゴリラ

セリフで分かる！人物像

各巻から一言ピックアップ！

「伊介の事…大切だから　お前が嫌がるような事はしたくねーよ」（引用：波真田かもめ『おはようとおやすみとそのあとに』1巻69ページ）
「わ──っ　待って伊介っ　そんなに焦んなっ　ケガすんぞっ」（引用：波真田かもめ『おはようとおやすみとそのあとに』2巻160ページ）
「いすけ〜〜〜〜〜かっこいいな〜〜〜〜〜〜がんばれよ〜〜〜〜」（引用：波真田かもめ『おはようとおやすみとそのあとに』3巻84ページ）
「父さんが悪いんじゃないよ　オレが子供だったんだよ」（引用：波真田かもめ『おはようとおやすみとそのあとに』４巻84ページ）
「あの…伊介さん　なんでそんなに…ラブホ慣れしてらっしゃるの？」（引用：波真田かもめ『おはようとおやすみとそのあとに　p.s.』52ページ）
「もうちょっと大人になれるよう　がんばる」（引用：波真田かもめ『おはようとおやすみとそのあとに　Dear』97ページ）
「実は“お揃い”ってやつなんですよ　伊介とオレの　そういう　しるし」（引用：波真田かもめ『おはようとおやすみとそのあとに　trip』141ページ）

わたし

面倒見がよく、

とくに「食べてない」

状態の人は

放っておけない性質。

伊介がかわいくて

かわいくて仕方ないけど、

「かわいい」は嫌がるので

心の中で叫びまくっている

男気あっておもしろい攻め！

受け：片岡　伊介（かたおか・いすけ）

よく女性と間違われるほど可愛い。美術系の専門学校に通い、アートディレクターを目指す。
#茶髪　#165cm　#華奢　#かわいい　#19歳（〜24歳）　#専門学生　#ホールスタッフ　#アートディレクター　#山形県出身　#厳格な父　#明るい姉　#やんちゃ　#男前　#マイペース　#かわうそ

セリフで分かる！人物像

各巻から一言ピックアップ！

「自分勝手な弟でごめんね　お姉ちゃん」（引用：波真田かもめ『おはようとおやすみとそのあとに』1巻103ページ）
「開人と出会ってから　いい事ばっかだよ」（引用：波真田かもめ『おはようとおやすみとそのあとに』2巻102ページ）
「開人の事　大切にするからね」（引用：波真田かもめ『おはようとおやすみとそのあとに』3巻145ページ）
「開人の為なら　嘘だってつけるよ　だって決めたんだもん　開人はおれが守るから」（引用：波真田かもめ『おはようとおやすみとそのあとに』４巻21-22ページ）
「実はおれも　やきもちやきだしね　開人ほどじゃないけど」（引用：波真田かもめ『おはようとおやすみとそのあとに　p.s.』67ページ）
「こないだゴム買っといたよ」（引用：波真田かもめ『おはようとおやすみとそのあとに　Dear』144ページ）
「「かわいい」なんて言われたら　やっぱ「なめんな！」って思っちゃうかも　そこはゆずれないっ」（引用：波真田かもめ『おはようとおやすみとそのあとに　trip』124ページ）

わたし

少女漫画に出てきそうな

美少女顔なのに、

口は悪いし男前な性格。

エッチ用のグッズは

自分で準備する。

年下受けらしい

ワガママなところが

成長して丸くなるのも

注目ポイント！

攻めと受けの関係性

年齢：攻　＞　受
身長：攻　＞　受
体格：攻　＞　受
階級：攻　＝　受
立場：攻　＞　受
　　　（→攻　＝　受）

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波真田かもめ
『おはようとおやすみとそのあとに』

このキャラも重要！

わたし

メインキャラの他にも、

こんな魅力的なキャラが

登場しますよー！

佐久間　廣乃（さくま・ひろの）

18歳。美容の専門に通う学生。伊介を狙っている。

高千穂　薫（たかちほ・かおる）

開人の店のオーナー。バイセクシャル。

志木（しき）

薫の高校時代の親友。アメリカで会社を経営している。既婚者。

貴見谷　瞬（きみたに・しゅん）

アイドル。伊介の制作物を気に入っている。

ひじき

黒い猫。飼い主が亡くなり、開人と伊介に引き取られた。

『おはようとおやすみとそのあとに』　各巻の見どころ

１巻

ある日、店先の求人広告を見つめる
“美少女”に一目惚れした
見習いシェフの開人。

しかし、その“美少女”は
口が悪く愛想なしの“男”、
片岡伊介だった。

事あるごとにぶつかりながらも、
なぜか世話を焼いてしまう開人。
しかも、不摂生な伊介を見かねた
オーナーの命令で同居する事になり――…。

この溺愛っぷりが良き

あ〜〜〜

かわいいなぁ

伊介

は!?

何ソレ

怒るよ!!

おこっても

かわいいよ

伊介〜〜〜〜〜

チュッ

引用：波真田かもめ『おはようとおやすみとそのあとに』1巻157ページ、KADOKAWA、2015年

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波真田かもめ
『おはようとおやすみとそのあとに』

２巻

開人と伊介はケンカばかりの毎日だったが、
次第に惹かれあい、恋人同士に。

新しい季節を迎え、
お互いの将来の夢に向けて
歩み始めた矢先、
とんだ闖入者が現れて!?

このやりとりにジーン…

オレが勝手に

伊介には

かっこ悪い所

見せたくなかった

だけ

え───

おれは

見たかったよー

ぜんぶ

開人だもん

引用：波真田かもめ『おはようとおやすみとそのあとに』2巻35ページ、KADOKAWA、2015年

３巻

コック修行から帰国した開人と、
新社会人になった伊介との
同居生活が再開した。

気が付けば、初めて出会った日から丸３年。
支え合って暮らす二人は、
自分たちの生き方が
“当たり前”ではない事を知り――？

この会話にキュン♡

じゃー

ホラ

だっこ

させなさい

何それ

はずかし

引用：波真田かもめ『おはようとおやすみとそのあとに』3巻94ページ、KADOKAWA、2015年

４巻

「この先も男二人で暮らしていくつもり？」　
開人と伊介の恋愛関係が、
瞬にバレてしまう。

瞬からは、親や友人にも
ずっと秘密にしていけるのか問われる。
二人は、友人の廣乃に関係を告白するが!?

この男前エロを見よ

あの

伊介さん

今日…

いいっスか？

どうぞ

ハメちゃって

引用：波真田かもめ『おはようとおやすみとそのあとに』4巻160ページ、KADOKAWA、2016年

おはようとおやすみとそのあとに　p.s.

世話焼きなシェフ・開人と
駆け出しのアートディレクター・伊介が
同居を始めてから早6年。

朝がしんどいのも、
開人のHがしつこいのも相変わらずだけど、
毎日少しずつ変化はあって――…？

この会話がおもしろエモい

バイト

始めた

頃はさー

ずっと暗い

気持ちで

この道

歩いてた

立花さん

嫌だなー

怖いなーって

やめて…

傷つく

引用：波真田かもめ『おはようとおやすみとそのあとに　p.s.』28ページ、KADOKAWA、2016年

おはようとおやすみとそのあとに　Dear

新しいベッドを買いに行った開人と伊介。
開人は、伊介にはじめて触れた夜の事を
ふと思い出す――。　
同居生活を始めてまもない
二人の “はじめて”や
“２度目”などが詰まった
甘酸っぱいよみきり作品集！

ここがかわいい！

伊介がオレと

いたいのかと

勘違い

しちゃった!!

えっ

いやっ

それはっ

勘違いじゃ

ないよっ

引用：波真田かもめ『おはようとおやすみとそのあとに　Dear』59ページ、KADOKAWA、2018年

おはようとおやすみとそのあとに　trip

独立を目指して働くシェフの開人と、
駆け出しのアートディレクターの伊介。
二人の同居生活も6年目。

開人は父に伊介をきちんと紹介しようと、
オランダ・ユトレヒトに行こうと考える。
そして、同行したいと言う伊介と共に、
はじめての二人での海外旅行に――！

いつもとは違う風景の中で、旅を満喫する開人と伊介。
それはまるで、ハネムーンのようで…♪

このシーンに悶える

スゲー汗

大丈夫か？

ん…

溶けちゃいそう

引用：波真田かもめ『おはようとおやすみとそのあとに　trip』154ページ、KADOKAWA、2019年

『おはようとおやすみとそのあとに』　感想まとめ

以下は　1〜４巻まで＋p.s.＋Dear+trip　の感想です。

とにかく癒される〜〜〜〜！

登場人物が全員あたたかくて優しくて、
良い意味で「普通の人」です。

同性愛に戸惑いはあるけど、
頭ごなしに否定することはない。
このバランスが良かったです。
すんなりと受け入れられても
ご都合主義すぎるけど、
可哀想になるほど攻撃しないでほしい
というワガママが満たされている…！

そして、ふたりの恋路に立ちはだかる
キャラクターたちはいても、
嫌な感じの人々じゃないんですよ。
まっすぐに、真摯に相手を想う子たち。
どの人も
「２人でいるのが幸せなんだな」
って理解してくれる優しい世界です。

２人だけのときは
あまあまですね。
砂糖がトン単位。
これがもう、ニマニマしちゃう。

上の各巻の見どころで
いくつか会話を抜き出しましたが、
１巻につきああいう感じの
かわいくって悶える会話が
３〜４つはあるんですよ…！
どれも良くてキュンとする。

表紙の雰囲気だと
なんとなくエロ少なめに
見える気がするんですが、
わりとちゃんとしてます。

めずらしいプレイはなく、
ひたすら甘くて王道な
いちゃいちゃセックスなので
とろあまを求めている人に
とくにオススメです〜！

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波真田かもめ
『おはようとおやすみとそのあとに』