禁断の恋 | 草野陽花

作品名
 禁断の恋
監督
 草野陽花
 (『青の瞬間』『トミカヒーロー レスキューファイアー』)
脚本
 松本恭佳
 (『希望ヶ丘夫婦戦争』)
主演
 三上真史
 加藤良輔
 湯川尚樹
配給
 クロックワークス
あらすじ
 アパレルメーカー「LOVE&HATE」のデザイナーである水木律は、NY留学からの帰国当日に社長の息子二人との同居を言い渡される。実は、突然引きこもりになってしまった高校生の長男・翔の様子を見て話を聞いてやってくれと社長から頼まれた律は、翔を心配しながらも以前から親しかった兄弟達に会えるのを楽しみに彼らの家を訪ねた。弟の遼は律との再会を心から喜んだが、翔は心を閉ざしたままであった。翔の変貌ぶりに律は衝撃を受ける。留学前、翔と律は密かに愛しあっていたのだ。翔を立ち直らせようと必死で努力する律。しかし彼の知らない所で悪意に満ちた裏切りが忍び寄っていた。

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傾向チャート

コミカル←|―|―|―|●|―|→シリアス  
演技重視←|―|―|●|―|―|→見目重視
台詞重視←|―|―|●|―|―|→画図重視
けんぜん←|―|●|―|―|―|→えちえち
さわやか←|―|―|―|●|―|→じめじめ
現実主義←|―|―|●|―|―|→非現実的
特殊設定←|―|―|―|●|―|→王道設定
攻の良さ←|―|―|●|―|―|→受の良さ

攻め情報

水木 律
 #黒髪 #中背 #細身 #スーツ #帰国子女 #ニューヨーク #アパレル #営業 #爽やか #優しい #献身的

「たった3年 離れて暮らすだけで 翔は気持ちが変わるのか」
「じゃあ……やるか! 大したこと教えらんないけどな」
「子供じゃないんだから 食べ物で遊ぶんじゃない」
「あいつがいじめを我慢していたのは 俺との約束を守るためなんだ」
「今日 会社休むわ あいつと話し合いたいから」
「バカ 俺が消してやる」
「愛してる 絶対に離さない」

出典:草野陽花『禁断の恋』(クロックワークス、2008年)

受け情報


 #黒髪 #中背 #細身 #高校生 #水泳部 #中退 #引きこもり #長男 #弟 #御曹司 #諦観 #寡黙 #クール

「僕を捨てるのか? やだ、一人にしないで」
「せいぜい監視してもらおうじゃないか 家畜さん」
「無理に決まってるでしょ バーカ」
「バッカじゃないの その気になりやがって」
「人を愛したこともない みじめな奴らさ」
「もう昔みたいに拗ねたりはしない 前を向いてがんばるだけ」

出典:草野陽花『禁断の恋』(クロックワークス、2008年)

攻めと受けの対比

年齢:攻>受
身長:攻=受
体格:攻=受
階級:攻<受
立場:攻=受

起承転結ネタバレ

起:3年間の留学期間を経て、帰国した律(攻)。上司の命令で、彼の息子2人との同居生活が始まる。弟の遼は、昔と変わらず人懐こく受け入れてくれたが、兄の翔(受)はまるで変わっていた。高校を中退し、引きこもり生活をしているのだ。

承:日本にいたころ、翔と律は恋人同士だった。しかし、3年間待っていてくれると思っていた翔は今、部長と性的関係を持っている。また、律に不信感を持っているようで、心を閉ざしていた。自堕落な翔を立ち直らせようと、律は努力を重ねる。

転:翔は、高校に入学して以来、1年半以上いじめられていた。それでも努力して学校へ通い続けたが、律が父と2人、半裸でベッドに寝ている写真が届き、絶望する。そして不登校になり、引きこもった。律はその写真が偽物であることを証明し、一度も裏切っていないことを伝える。2人の仲は元に戻り、一夜を共に過ごす。

結:結末は本編をご視聴ください!(かなりバッドエンド)

結末に関する補足

まごうことなきバッドエンドです。
メリーバッドエンドでもオープンエンドでもない。
メインカプの「成り上がり爽やかイケメン×薄幸な御曹司」より
「執着エリート弟×不出来で健気な兄」の終着点を見るオチです。

なお、上の起承転結では省略してしまっていますが、
会話や視線の節々に「兄に執着しているヤンデレ弟」
だと分かるシーンが少しずつ入っているのと、
そもそものタイトルも「禁断の恋」なので、
唐突ではないです。

予告映像と本編の視聴はこちら