デンジャラスな
お尻へようこそ
ブレイク前の小説家・生越壮は、海外旅行先で“理想のおしり”をもった褐色肌の好青年・キランと出会う。
帰国後、家に押しかけてきたキランは「自分は妖精リャナンシーだ」と語り、昼の家事から夜の情事まで世話を焼くように。
ベッドで吸い付くような桃尻を愛でる度に、スルスルと良いネタが浮かんでくることを不思議に思う壮。ネットで調べると、リャナンシーは「生命と引き換えに才能を与える妖精」のようで…!?
体を重ねるほど幸せと不安が募る…でも止められない!愛と才能と性欲の狭間でゆれる、官能あふれる同棲ラブ!!
作品の雰囲気
コミカル←|―|●|―|―|―|→シリアス
物語重視←|―|―|●|―|―|→人物重視
台詞重視←|―|●|―|―|―|→表情重視
けんぜん←|―|―|―|―|●|→えちえち
さわやか←|―|―|●|―|―|→じめじめ
現実主義←|―|―|●|―|―|→非現実的
特殊設定←|●|―|―|―|―|→王道設定
攻の良さ←|―|―|―|●|―|→受の良さ
攻めが小説家ということもあってセリフやモノローグが文学的。でも読みにくいとかじゃなくて、設定に説得力があります。絵や設定で魅せる場面も多いですし、クリエイターの苦悩あるあるも満載。そしてなんともエッチなお尻です。褐色肌ヒゲ筋肉の雄尻なんて嫌いな奴おらんやろ……。
登場人物(攻め)
生越 壮
#茶髪 #中背 #細身 #メガネ #小説家 #一点集中型 #嫉妬 #真面目 #ネガティブ
「キランさんが一言二言褒めたくらいでなにをモヤついてるんだ俺は」(86ページ)
出典:日野雄飛『妖精のおしり』(双葉社、2021年)
「一日徹夜したくらいで死んだりしないよ」(151ページ)
「心中だって見ようによっちゃハッピーエンドだろ」(161ページ)
「キランさんの元彼がすごく気になる」(185ページ)
登場人物(受け)
キラン
#黒髪 #長身 #筋肉質 #ヒゲ #褐色 #プリケツ #リャナンシー #献身的 #奉仕 #文学的 #色気 #健気
「今 魂で私を求めたでしょう?」(42ページ)
出典:日野雄飛『妖精のおしり』(双葉社、2021年)
「また あなたの挿し枝が大樹へと……甘い樹液に濡れて光って……ふふ」(71ページ)
「私をお払い箱にするつもりで?」(117ページ)
「壮さんの生命のミルクが……私 たくさん欲しくてっもっと飲ませて……」(135ページ)
「死なない私はなんなのでしょう?」(154ページ)
攻めと受けの比較
年齢:攻<受
身長:攻<受
体格:攻<受
階級:攻<受
立場:攻≦受
あらすじ
起:スランプ脱出のための海外旅行で出会った青年・キラン
小説家の生越壮(攻)は、スランプの息抜きをするために海外旅行へ訪れていた。ふと視線を動かすと、今にも崖から投身しそうな男性が! 思わず駆け寄り引き止めたが、ただ黄昏ていただけだった。「勘違いでも助けてくれようとしたお礼に」と家に宿泊させてくれることに。よくよく見れば、見た目も中身もタイプすぎる……。彼の名前はキラン(受)。その夜、濃密すぎる時間が待っていた。
承:帰国すると再びスランプに陥ってしまう…
壮が帰国。キランを抱いていたときは、あんなにも作品のインスピレーションが湧いて出たというのに、今は空っぽ。ここにキランがいれば──そう考えていたら、インターフォンが鳴った。キランが来てからというもの、家事全般を行ってくれ、夜はセックス。しかもそのセックスは、作品の構想をふくらませてくれる素晴らしいもの。壮の書く作品は話題を呼び、売れっ子作家となった。
転:キランは生命と引き換えに芸術の才能を与える妖精!?
幸せは長くは続かない。壮がこれほど多くの名作を生み出せるのは、キランの能力によるものだった。彼は「リャナンシー」という妖精で、文学や音楽の才能を与える代わりに、命を削る存在だと言い伝えられている。壮は自身の命のことを考え、キランと距離を置くべきか否かを悩み始める。さらに、キランの力でしか名作を生み出せていない葛藤を抱えてしまう。
結:才能を取るか、命を取るか──
続きは本編で♡
(エンディングの種類:ハッピーエンド)