大学の先輩とルームシェア!緑いっぱいのBL「ハロー、グリーンデイズ 」ネタバレ感想・情報まとめ

年下の一途な忠犬
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オタク気質の根暗ゲイ

作品名
ハロー、グリーンデイズ 
作者名
佐久本あゆ
レーベル
ダリアコミックス 
あらすじ
植物学専攻の院生・御影は、人見知りで恋に臆病。だけど、強面な後輩・七星の貧乏生活を見かね、ルームシェアを始めることに。見た目と違って優しい彼と過ごす日々を大切に感じはじめた春の日、七星から突然告白される。勇気を出してOKしたものの、お付き合いなんて初めての御影。たくさんの愛情をくれる彼の「恋人」になりたいと奮闘するけれど……。

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傾向チャート

コミカル←|―|―|●|―|―|→シリアス  
物語重視←|―|―|●|―|―|→人物重視
台詞重視←|―|●|―|―|―|→表情重視
けんぜん←|―|―|●|―|―|→えちえち
さわやか←|―|―|●|―|―|→じめじめ
現実主義←|●|―|―|―|―|→非現実的
特殊設定←|―|―|●|―|―|→王道設定
攻の良さ←|―|―|●|―|―|→受の良さ

攻め情報

七星 洋司
 #茶髪 #長身 #筋肉質 #コワモテ #20歳 #大学生 #植物学部 #苦学生 #親と確執 #真面目 #ストイック #不器用

「先輩 植物のことになると楽しそうに話しますよね そういうの すごく良いと思います」(32ページ)
「この前は 勢い余って告白してしまいましたけど…迷惑なら無理に受け入れてくれなくてもいいですから」(60ページ)
「俺が先輩に合わせたいんです だから先輩も無理しないでください」(87ページ)
「俺も先輩みたいに優しくなりたいって思ってます」(131ページ)
「まぁ 俺たちのペースでいきましょう」(174ページ)

出典:佐久本あゆ『ハロー、グリーンデイズ』(フロンティアワークス、2020年)

受け情報

御影 智
 #黒髪 #小柄 #華奢 #童顔 #23歳 #大学院生 #植物学部 #ネガティブ #トラウマ #ゲイ

「こんな都合のいいことが俺の人生で起こるわけないんだ そうだ あれはあれが見ていた白昼夢というオチ…」(46ページ)
「俺 一般受けする性格じゃないって自覚あるし…」(78ページ)
「…俺 頼りないと思うけど 何かあったら手伝いたいっていうか助けになりたいっていうか…困ったことがあったら言ってね…っ」(104ページ)
「七星今何してるんだろ……たった半日しか経ってないのに 七星のことが気になるとか…」(149ページ)
「七星になら 傷つけられてもいいよ」(182ページ)

出典:佐久本あゆ『ハロー、グリーンデイズ』(フロンティアワークス、2020年)

攻めと受けの対比

年齢:攻<受
身長:攻>受
体格:攻>受
階級:攻=受
立場:攻<受

起承転結ネタバレ

大学院生の御影(受)は、
植物学部で後輩の面倒を
見ることになった。

その中の一人・七星(攻)は
図体が大きく不器用な性格で、
御影は「威圧感がある」と
少し怖がっていた。

しかし、七星が積極的に
手伝ってくれることや、
植物のうんちくに興味を持って
聞いてくれるところを知り、
興味を持ち始める。

仲良くなってから数日、
七星が急に倒れてしまう。
学費をアルバイトで
支払いながら一人暮らしを
しているため、
食費がなく、
満足に食べられていなかったのだ。

ルームシェア

する?

いいんですか?

とっさに言ったものの、
御影には隠していることがあった。
それは、自分が
同性愛者だということ。

下心でルームシェアを
誘ったわけではなかったものの、
バレたら気持ち悪いと
思われると考え、
七星には何も言わずに
ルームシェアを開始する。

最初は緊張していたものの、
徐々に馴染み、過ごしやすく
なってゆく二人。

そんな生活も
御影が卒業するまでだと
気づかされた七星は、
唐突に告白をする。

同居が同棲になった
御影と七星。

誰かと交際すること自体
初めてな御影は、
振る舞い方が分からない上、
自身の性対象が男性であることを
まだ明かしていないことが
気がかりで、
妙な態度を取ってしまう。

七星から原因を探られ、
すべてを打ち明けると
安心したように笑った。

先輩

キスしても

いいですか?

…い、

いいよ

キスはするようになったが、
その先に進もうとした七星を
御影は拒絶。
単純に、初めてで
怖かったからだ。
ところが七星は想像以上に
気にしてしまい、御影は
自ら行動に出ようとする。

御影が無理をしようと
していると悟った七星は、
焦らずゆっくり
距離を縮めたいことを伝えた。

遠方で行われる学会に
参加することとなった御影。
久々に離れて過ごす一日だった。

その学会には、
中学時代の同級生が
出席していた。

御影が恋愛に対して
臆病になってしまう
きっかけとなった人物だ。

彼は御影が同性愛者であることを
理由にからかっていた人物で、
あまり良い思い出がない。

なるべく避けて
過ごしていたが、
当時のことを謝りたいと
言われ、耳を貸すと
「病気みたいなものに
 大騒ぎして悪かった」
という見当違いな謝罪だった。

やや呆然としたが、
大人しくやり過ごし、
無事に学会を終える。

家へ帰れば、
自分を理解してくれる
人が待っているのだ。
どうでもいい人物に
頭を悩ませることなどない。

そう思える恋人がいる
多幸感を胸に帰宅。

…俺

七星と出会えて

本当によかった

どうしたん

ですか

急に

不意な口説き文句に
驚きながらも喜ぶ七星。

七星ともっと近づきたい
御影は、「ダメかな?」
と歩み寄る。

下から乞うように
見つめられた七星は、
小さな肩を抱きしめ──

続きは本編で♡
(エンディングの種類:ハッピーエンド)

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500字感想

キラキラした二人の世界が
ハーブや観葉植物に囲まれ、
読んでいると心が浄化される一冊。

交際自体が初めての
ピュアな御影(受)と
男性との交際は初めての
一途な忠犬・七星。

お互いに相手を
思いやりあっている姿に
ほっこりします。
「好き」って
こういうことよね…尊い。

でも、ただキラキラ
しているだけじゃないのです。

作中に植物の雑学が
入っているのですが、
それが物語の演出や
伏線につながっている
のが
読んでいておもしろいです。

たとえば「おじぎそう」
(触るとペタンとなるやつ)。
「そうすることで、
 相手からの興味を削いで
 身を守る」
と語られたり、
他にも、「蓼」は
「おいしくないので
 食べる虫が少ないけど
 蓼食い虫だけは食べる」
という話が出てきたり。
この話が後に
活かされます。

自分を否定する言葉を
放ってくる相手に対し、
反発したり
攻撃を返したり
するのではなく、
スルーしてフェイドアウト。

わざわざ蓼食い虫になる
理由もなければ、
自分が蓼になる必要もない。

逃げるが勝ちの
戦略的撤退。

この対応を、
同性愛者を差別する
キャラに行うのが良かった。
こういった人物が出ると、
わりとスカッと展開へ
持って行かれがちですが、
かなりリアルなやり過ごし方。
そこが個人的に好き。

癒されるほんわかした
BLや、ちょっとタメになる
作品が好きな方にオススメ!