本日のオススメ
もづ九「鬼と男娼」
(シャルルコミックス/メディアソフト/2021年)
鬼に変化する大学生×妖怪専門風俗の男娼
大学生の和樹は、同じ大学の後輩・光國に片思いをしている。バイトを終えた深夜、和樹は偶然光國の姿を見つけ、声をかけようと後を追う。しかし見慣れぬ門をくぐった先には、なんと妖怪の世界が広がっていて――。
大学生の和樹(攻め)が
後輩の光國(受け)に
声をかけようと追いかけたところ、
妖怪専門の風俗店で働いていることを
知ってしまって…というところから
始まるストーリーです。
管狐のように愛らしい妖怪から
大百足などの強ビジュアルな妖怪、
烏天狗という人外好きに人気な妖怪と
いろいろな妖怪が拝めるのも楽しい!
そして何と言っても
鬼化した和樹との荒々しい行為や
手の平に現れた口で舐めるプレイなど
妖怪ならではの遊びが最高です。
オススメしたい人は…
- 「異形に変身するヘタレ攻め」が好きな人
- 「ミステリアスな黒髪ビッチ受け」が好きな人
- 「大学の先輩と後輩」な関係に萌える人
- 「和ファンタジー/妖怪もの」を求めている人
「鬼と男娼」 あらすじ
大学生の和樹は、同じ大学の後輩・光國に片思いをしている。
バイトを終えた深夜、和樹は偶然光國の姿を見つけ、声をかけようと後を追う。
しかし見慣れぬ門をくぐった先には、なんと妖怪の世界が広がっていたのだ。
怪しげな風体の生き物たちがたむろする世界。
光國はこれからバイトがあると言い、和樹を「妖怪専用風俗」へと案内する。
「ここが僕のバイト先だよ」
さらに和樹は光國の客の嫉妬を買い、鬼に変化する悪戯をされてしまって──。
「鬼と男娼」 作品の雰囲気
作品の傾向
コミカル←|―|―|●|―|―|→シリアス
さわやか←|―|―|●|―|―|→じめじめ
物語重視←|―|―|―|●|―|→人物重視
台詞重視←|―|―|―|●|―|→表情重視
けんぜん←|―|―|―|―|●|→えちえち
現実主義←|―|―|―|●|―|→非現実的
特殊設定←|―|●|―|―|―|→王道設定
攻の良さ←|―|―|●|―|―|→受の良さ
ヘヴィー度チェック
身体虐待……………………………なし
精神虐待……………………………なし
自傷行為……………………………なし
流血表現……………………………なし
内臓描写……………………………なし
近親相姦……………………………なし
モブ強姦……………………………なし
(風俗店のため、和姦はあり)
主役の死……………………………なし
「鬼と男娼」 攻め×受け情報まとめ
攻め:和樹(かずき)
#金髪(↔︎白髪) #中背(↔︎長身) #細身(↔︎筋肉質) #大学生 #コンビニバイト #素直 #ヘタレ #甘え上手 #純朴 #コミュ強
…俺 色んな人とえっちするの よく分かんない えっちってすっげー特別なモノっすよ
引用元:もづ九『鬼と男娼』49ページ、メディアソフト、2021年
光國をもっと喜ばせられることがしたい
引用元:もづ九『鬼と男娼』112ページ、メディアソフト、2021年
受け:光國(みつくに)
#黒髪 #中背 #細身 #大学生 #妖怪専門風俗店男娼 #ミステリアス #淫乱 #誘い #柔和 #マイペース #芯が強い #変わり者
大丈夫 僕 妖怪さんとのえっち 大好きなんだ
引用元:もづ九『鬼と男娼』38ページ、メディアソフト、2021年
僕の好みは変わっているから あまり詮索して欲しくないんだよね 好きなもの否定されたくないし
引用元:もづ九『鬼と男娼』126-127ページ、メディアソフト、2021年
攻めと受けの日常会話
和樹くんの手の方が
あったかいね
冬場は野良猫に
大人気だぞ
いいなー
僕は猫に好かれ
ないんだよね
引用元:もづ九『鬼と男娼』93ページ、メディアソフト、2021年
攻めと受けの甘い会話
もう…
鬼化しない俺じゃ
満足出来ないかも
だけど
その…
こういう時は
なんと言うべきか
……
ふふ
和樹君
僕とえっちして
くれますか?
引用元:もづ九『鬼と男娼』177-178ページ、メディアソフト、2021年
攻めと受けのH会話
どうしたの?
したいこと
していいんだよ
違う
俺じゃなくて
光國の
したいことを
したいんだ──…
引用元:もづ九『鬼と男娼』106-107ページ、メディアソフト、2021年
攻めと受けの比較
年齢:攻め > 受け
身長:攻め > 受け
体格:攻め > 受け
立場:攻め = 受け
階級:攻め = 受け
「鬼と男娼」 3つのおすすめポイント
おすすめポイント1:異種間えっちが盛りだくさん
光國(受け)のバイト先が「妖怪専門風俗店」とだけあって、いろんな妖怪と交わります。鬼化した和樹のほか、烏天狗、そして4人の小鬼(=4匹の化け狐)たちとするシーンが描かれています。
とくに74〜75ページが良かったです。最初は一つ目の小鬼(小柄でガチムチボディ)たちと輪姦、途中で狐に戻ってモフモフモードになるのが良い!
このときの「入れたまま変化を解いたら中がおかしく…なっ るっ あ」(引用元:もづ九『鬼と男娼』75ページ、メディアソフト、2021年)が、とってもえっち。必要最低限の言葉しかなく、断面図などもないので、読者側が色々と想像できるのも素晴らしいですね。
おすすめポイント2:1粒で3度おいしい攻め
和樹(攻め)は光國(受け)に興奮すると「鬼」になってしまうという呪いをかけられた人物。最初はまさに”鬼”畜で、本能のままに光國の身体を求めます。これが1度目の「おいしい」。
途中、鬼化しても理性が保てる代わりに身体中に目と口が現れるのですが、これがまた非常にえっち。右手の平にできた口でキスしながら、左手の平にできた口でフェラチオ。この万能ボディすぎる2度目の「おいしい」。
そして人間の姿で初めて光國とベッドインする3度目の「おいしい」。鬼化しているときと体格が全く異なります。どれも同じ攻めなのに、バリエーション豊富です。
おすすめポイント3:自分の“好き”は自分で決める
おすすめポイント1も2もエロ方面でしたが、ちゃんとストーリーもあります。
光國(受け)は、幼いころから妖怪が見える子でした。性的なことに興味を抱く年齢が早かったこともあり、「変」「普通じゃない」と言われてきました。幼少期のそういった記憶から、自分の好きなものを否定されたくないという気持ちが強くなっていきます。その結果、何も否定しない妖怪たちと親しくなり、妖怪世界に居座るようになりました。
そこへやって来たのが和樹(攻め)で、人間なのに否定しない姿に惹かれてゆくわけです。和樹はそのままの光國を受け入れてくれるのですが、光國は和樹のために変わりたいと思うようになります。物語の結論が「好きなものは好きなままでいい、でも変えたいと思ったら変えていい」というやさしいメッセージだったのも素敵です。
「好きなものをずっと好きでいなさい」でも「周りに合わせてバランスを取りなさい」でもなく、「あなたの“好き”の扱い方は自分で決めなさい」というスタンス。
エロの素晴らしさはもちろん、メッセージ性も強い1冊です。
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