ほだされ無愛想受け【BLマンガ感想】柵飛ヒツジ『犬と鶯』レビュー

この記事は…
  • 雑誌「BABY」vol.39に掲載されている「犬と鶯」第1話の感想をまとめたものです。
  • この話は、『犬と鶯』単行本(コミックス版)に収録されています。
  • 文字のみの情報となっておりますが、ネタバレにご注意ください。
掲載誌はコレ!

雑誌名BABY
巻・号vol.39
出版社ふゅーじょんぷろだくと
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「犬と鶯」第1話あらすじ

登場人物

攻め:犬飼斗真(ワンコ系居酒屋店員。26歳)
受け:柳雪春(人付き合いが苦手な料理長。31歳童貞)
ほか:藪島(居酒屋オーナー。20歳になる娘がいる。)

大学時代の同期に誘われ、居酒屋で働き始めた犬飼
試用期間3ヶ月目で惚れた相手は、年上で調理担当の柳だった。
無愛想の柳だが、つい顔が綻んでしまう相手がいる。
居酒屋オーナーの藪島が来店すると、分かりやすく機嫌が良くなるのだった。

ある夜、電車が止まって帰れなくなった犬飼は柳の家に泊めてもらうことに。
酒を飲みながら恋愛話をしていると、柳の藪島に対する思いを聞いてしまう。
嫉妬心を煽られた犬飼は柳を押し倒し
あの人の手と思っていいですよ
と愛撫するが、拒絶されて自己嫌悪に陥る。

柳の家から逃げてきたはいいものの、翌日も出勤日。
小さな店舗で避けようがなく、気まずい空気が流れる。
それを察した店長から諫言され、店を辞めることを考える犬飼。

しかし柳のことを諦め切れず、目で追ってしまう。
すると、柳のプライベート携帯に連絡が入る。
その相手は藪島の娘で──!?

続きは 本編 をご覧ください!

ストーリーの重要なポイント
  • 犬飼(攻め)→柳(受け)→藪島(妻帯者)の片想い連鎖な関係
  • 嫉妬心と酒の勢いで、柳を襲ってしまった犬飼
  • 気まずい雰囲気の中、出勤すると衝撃的な連絡が入り…!?
絵を見て楽しむべきポイント
  • 意外と闇が深いワンコ攻め(17ページ/26-27ページ)
  • 酔った勢いのえちえちシーン(20-24ページ)
  • 思い出し照れする受けの可愛さよ(29ページ)

犬と鶯」第1話の感想レビュー

黒髪オールバック受けが髪を下ろしてえっちになるの好きな人〜! 読め〜!
無愛想童貞受けがトロトロの甘い表情見せてくれます。第1話の見どころですね。照れ顔もかわいい。三白眼なのも推せる。人相が悪いほど蕩けたときかわいい。
年下ワンコ攻めは思ったより闇が深い顔をするので、天使系のワンコ攻めを期待しているとちょっと違うかも。私はこういうの大好物です。闇が深いほうがワンコが映えるってもんですわ。おいしい。
そんな2人の間にいるのが、藪島オーナー。グレイヘアのダンディな人たらし。柳は彼に惚れているわけですが、真面目な童貞なので妻帯者に手は出さず、見ているだけ。作中では語られていないけど結構な期間の片想いっぽいですね。
第1話の最後に衝撃的な情報が入ったところで第2話へ続いています。柳は藪島に好意を伝えられるのか、犬飼は奪うことができるのか……どんな結末に繋がっていくのか気になりますね!!

単行本も出ているので、一気に読みたい人は下のコミックス版をどうぞ♪

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