商店街DK【BL漫画感想】アマミヤ『ぼくらのつづき』レビュー

根が明るいお調子者の男前
×
おばあちゃん子な
人見知り

作品名
ぼくらのつづき 
作者名
アマミヤ
レーベル
drapコミックス
あらすじ
高校生の洋介と柊は、幼少期のちょっとした事故から疎遠になっていた。ところが、柊が祖母の家に居候するため、洋介の住む商店街へ引っ越してきたことから関係が復活!最初は気まずかった洋介だけど、普段は冷たい態度の柊が、自分にだけ見せる表情や態度にキュンキュンしはじめちゃって!?

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作品の雰囲気

コミカル←|―|―|●|―|―|→シリアス
物語重視←|―|―|―|●|―|→人物重視
台詞重視←|―|―|●|―|―|→表情重視
けんぜん←|―|―|●|―|―|→えちえち
さわやか←|―|●|―|―|―|→じめじめ
現実主義←|●|―|―|―|―|→非現実的
特殊設定←|―|―|―|●|―|→王道設定
攻の良さ←|―|―|●|―|―|→受の良さ

攻めキャラクター

桜井 洋介
 #黒髪 #中背 #細身 #18歳 #高校生 #八百屋 #男前 #根明 #お調子者 #素直 #元気 #やんちゃ #かっこつけ

「なんで学校じゃあんなに冷てーのお前 オレだってフツーに傷つくだろー…」(57ページ)
「…アレ女の子にやられたら 絶対好きになるわ うーん…? …いや 違うな 今のはアイツだから可愛かったのか」(66ページ)
「…………はあ゛ぁぁ〜〜〜〜〜カッワイイ…」(145ページ)
「…あ〜〜〜痛えなぁ〜〜〜誰か癒してくんね〜かな〜〜〜チューしてくれたら治り早くなる気がする〜〜〜見つかったらお前からチューする約束とかしてなかったけ〜〜〜〜」(152ページ原文ママ)
「…あ そーだ 手出して 第二ボタン やる」(183ページ)

出典:アマミヤ『ぼくらのつづき』(コアマガジン、2020年)

受けキャラクター

七瀬 柊
 #茶髪 #小柄 #細身 #太眉 #18歳 #高校生 #惣菜屋 #おばあちゃん子 #人見知り #口下手 #気づかい #健気

「そこのパン屋さんと青果のおじさんが持ってけって…こんなに貰って大丈夫かな」(44ページ)
「……店ではオレに出来ること少ねーから これくらいはしてやりたい」(89ページ)
「いい加減にしろお前コラ………ばーちゃんから心配されたんだよ」(120ページ)
「オイ…場所考えろ 調子のってんじゃねーぞ」(163ページ)
「チッ…………準備は自分でする お前は触んな 見たら殺す」(176ページ)

出典:アマミヤ『ぼくらのつづき』(コアマガジン、2020年)

攻めと受けの比較

年齢:攻=受
身長:攻>受
体格:攻=受
階級:攻≦受
立場:攻=受

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アマミヤ
『ぼくらのつづき』

あらすじ

八百屋の息子である
洋介(攻)と
同じ高校に通う
柊(受)。

二人は幼いころ
よく遊んでいたが、
ある事件をきっかけに
疎遠になってしまった。

中学は別々の
場所に通っていたものの
高校で偶然再会したのだ。
しかし、洋介が話しかけても
そっけなく返されてしまう。

洋介が学校から
帰ってくると、
母親から店の手伝いを
頼まれる。

世話になっている
惣菜屋に立ち寄ったところ、
柊が働いていた。
両親が海外赴任中、
祖母が経営する
この店にいるのだと言う。

少し距離が縮まった
ように感じた洋介は
校内でも積極的に
声をかけるが、
やはり冷たく
あしらわれる。

なぁ

一人で食う

ぐれーなら

オレ達と一緒に…

一人じゃねーから

別に

早く行けって

素直になれない孫に
助け舟を出し、
八百屋へおつかいに
行かせる祖母。

ちょうど散歩へ
出かけるところだった
洋介と遭遇すると、
柴犬になつかれ、
そのまま一緒に散歩へ。

ある日、洋介の両親が
結婚記念日で
旅行をすることになり、
店番と留守番を
任された洋介。

それを聞いた柊の祖母は
夕飯を惣菜屋で食べるよう
洋介を誘う。
そのまま泊まればいいと
言われ、一泊することに。

風呂から出た洋介が
柊の部屋へ行くと、
こっそりと祖母のために
店のPOPを作っていた。
しかし、センスがない。
洋介は描き方のコツを
教えながら、他愛のない
会話をする。

その途中、意外なほど
愛らしい反応を見せた
柊に欲情した洋介は
思わず押し倒してキスし、
局部に触れる。

…ごめん

…んだよ

クソッ…

気まずくなった洋介は
柊を避けるように…。

学校でも商店街でも
露骨なほど避ける洋介。

しびれを切らした
柊は学校の屋上へ
呼び出した。

今まで通りの
「友達」には
戻れないこと、
洋介に触れられて
嫌ではなかったことを告げる。

……

……

オレのこと

好きなんだ?

……

……

うなずく柊に
改めて告白し、
交際を申し込む。
二人は付き合うことに。

友達のような関係が
続く日々の中、
柊の猫が失踪し──!?

結末はコミックスで!

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アマミヤ
『ぼくらのつづき』

感想

きなこ(柴犬)と福助(長毛ハチワレ猫)とってもかわいい。
飼い主に似て!←これ大事

誰にでもニコニコと
愛想がいい洋介ときなこ。
人見知りだけど
好きな人には寄り添う柊と福助。

柊がデレるタイミングで
福助も洋介に近づくので
(89ページ、結果的には
 猫パンチ食いますが)
そういったところも
リンクしていて楽しい。

あと、きなこさん
温泉旅行連れてって
もらえて良かったね〜
(洋介と一緒にお留守番
 ではないようなので
 連れていかれたのかなと)

メイン2人について。
洋介は地味にモテるタイプ。
分かりやすいイケメンでは
ないんだけど
(テレビで丸々カット
 されてしまうレベル)、
さりげない優しさに
救われる人は多そう。

柊は、実は根が優しくて
かわいいところがある子。
ただし人見知りで
最初が冷たいので
諦めないパワーがないと
良さに気づきにくい。
そこで洋介なんですわ…。
ベストカップルですわ…。

そして太眉が最高。
かわいい系の顔に太眉。
こういうの好きです。

福助を挟んでのキスや
みんなに見えないところで
手つなぎなど、
萌えるシチュエーションも豊富。

男子高校生同士の
甘酸っぱい日常に
ときめく方にオススメ!

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アマミヤ
『ぼくらのつづき』

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