恋と欲【BLマンガ感想】本郷地下『世田谷シンクロニシティ』レビュー

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本日のオススメ
本郷地下「世田谷シンクロニシティ
(.Bloom/ホーム社/2017年)

あらすじ

「恋をするのは女の子なのに、男にしか欲情できない」という不思議な体質に悩まされている高史は、彼女・舞の転勤により、一緒に暮らしていた家を出なければいけなくなってしまう。困り果てていたところ、友人が使っていない寮部屋に住まわせてもらえることに。が、話によると「同室の男は“あっち系”」で……。

【攻】お人好しで優柔不断な苦学生
×

同性愛者のクールな眼鏡【受】

恋愛対象は女、性対象は男の大学生・樋村(攻め)
バイト先で気になっていた常連客・深町(受け)と
同居生活することになり…というところから
始まる
ストーリーです。

オススメしたい人は…

  • 「お人好しで素直で明るい攻め」が好きな人
  • 「クールで現実主義な黒髪眼鏡受け」が好きな人
  • 「身体から始まる関係」に萌える人
  • 「寮で同室な設定」を求めている人

当てはまったけれど、
まだ買うか迷っている……。
そんな貴方のために、
もう少し詳しく
ご紹介していきますね!

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「世田谷シンクロニシティ」 あらすじ

バイト先によく現れる「彼」は、
いつも決まって同じ席で同じ男と居た。
……めちゃくちゃ、タイプだった。

恋をするのは女の子なのに、
 男にしか欲情できない」という
不思議な体質に悩まされている高史は、
彼女・舞の転勤により、
一緒に暮らしていた家を
出なければいけなくなってしまう。

困り果てていたところ、
友人が使っていない寮部屋
住まわせてもらえることに。

が、話によると
同室の男は“あっち系”」……。

入寮の日を迎え、
同室の男・深町と出会った高史は
度肝を抜かれる。

深町は、バイト先でいつも気になっていた
「彼」だったのだ。

そしてある時、
二人は一線を超えてしまう……。

「ふつう」ってなんだろう。
俺は「ふつう」になれるのかな……。

不器用な二人が手を取り合ったとき、
涙が溢れて止まらなくなる。

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本郷地下
『世田谷シンクロニシティ』

「世田谷シンクロニシティ」 作品の雰囲気

作品の傾向

コミカル←|―|―|―|●|―|→シリアス
さわやか←|―|―|●|―|―|→じめじめ
物語重視←|●|―|―|―|―|→人物重視
台詞重視←|―|―|●|―|―|→表情重視
けんぜん←|―|●|―|―|―|→えちえち
現実主義←|―|―|●|―|―|→非現実的
特殊設定←|●|―|―|―|―|→王道設定
攻の良さ←|―|―|●|―|―|→受の良さ

ヘヴィー度チェック

身体虐待……………………………なし
精神虐待……………………………なし
自傷行為……………………………なし
流血表現……………………………あり
内臓描写……………………………あり
(ハードなお化け屋敷が出るだけです)
近親相姦……………………………なし
モブ強姦……………………………なし
主役の死……………………………なし

エロ修正

見えない角度

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本郷地下
『世田谷シンクロニシティ』

「世田谷シンクロニシティ」 攻め×受け情報まとめ

攻め:樋村 高史(ひむら・たかふみ)

#茶髪 #中背 #細身 #大学生 #上京 #苦学生 #年上の彼女持ち #お人好し #素直 #コミュ強

お兄ちゃん達〜かき氷いかがですか? ほーらタカアシレッドの色だよ〜!

引用元:本郷地下『世田谷シンクロニシティ』58ページ、ホーム社、2017年

俺にできることは できるだけしたいよ…

引用元:本郷地下『世田谷シンクロニシティ』97ページ、ホーム社、2017年

受け:深町 巳晴(ふかまち・みはる)

#黒髪 #中背 #細身 #眼鏡 #顔がいい #特待生 #クール #マイペース #優しい #不器用

セックスしただけだろ どうせ少しの間だ 仲良くやろうぜ

引用元:本郷地下『世田谷シンクロニシティ』45ページ、ホーム社、2017年

人の気持ちばっか気にしすぎなんじゃねぇの?

引用元:本郷地下『世田谷シンクロニシティ』75ページ、ホーム社、2017年

攻めと受けの日常会話

きぐうだね…?

お前…

なんか怖

たまたま

だよほんと

俺 1年ときから

登録してるし!!

引用元:本郷地下『世田谷シンクロニシティ』23ページ、ホーム社、2017年

攻めと受けの甘い会話

…無理なら

もう帰って

寝てろ

邪魔だから

バイト代は貰うぞ

……

…深町ってさ

突き放すことも

言うけど

結局色々

助けて

くれてる

引用元:本郷地下『世田谷シンクロニシティ』128-129ページ、ホーム社、2017年

攻めと受けのH会話

どう

したい?

どうして

ほしい?

え…

教えて

……

……

……あ

お…く

引用元:本郷地下『世田谷シンクロニシティ』157-158ページ、ホーム社、2017年

攻めと受けの比較

年齢:攻め = 受け
身長:攻め > 受け
体格:攻め = 受け
立場:攻め = 受け
階級:攻め = 受け

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本郷地下
『世田谷シンクロニシティ』

「世田谷シンクロニシティ」 続編について 

番外編が「.Bloom」の公式サイトで公開されています!
本編の少し後の物語。

【あらすじ】
女の子と楽しそうに話している高史を
見てしまった深町は……。

「世田谷シンクロニシティ」 3つのおすすめポイント

おすすめポイント1:攻めの複雑なセクシャリティ

 「恋をするのは女、性欲を持つのは男」の攻め・樋村。なかなか他にない設定なだけに、この作品ならではのストーリーが見られます。
 登場人物たちは、「男だから(こうありたい)」「女だから(こうなりたい)」の理想型があって、それに囚われながらズルい行動をしてしまいます。
 主人公・樋村(攻め)は、自分の性を理解してくれる舞さんと交際しつつ、深町(受け)と寝てしまう。樋村の彼女・舞は、結婚や出産などのプレッシャーから逃れるために、あえて難解な男と付き合うことを選ぶ。そして深町は、本命の代わりに樋村と寝る。複雑な三者三様を描いた物語。
 他者を思いやりながらも、性の部分では自分本位なキャラクターたち。かなりリアルで人間臭く描かれているので、理解できないセクシャリティでも、どこか感情移入しやすいです。

おすすめポイント2:品の良い性描写

 見た目はエロくないけど雰囲気がエロいタイプの性描写です。局部はほとんど見えない角度で、汁も少なめ。でも表情や指先に熱がこもっていて、ムードのあるシーンになっています。エロすぎるBLが苦手、ストーリーがしっかりめなBLが読みたい、という方にもオススメ。基本的に局部が映らない角度ですが、ワンパターンではなく、色んな角度やコマ割りで魅せてくれています。

おすすめポイント3:運命的なふたり

 行く先々で出会う樋村(攻め)と深町(受け)。偶然重なった「遊園地のモニター」というバイトで一緒に園内を回る話があります。この中の、お化け屋敷のシーンがとても好き。あまりのグロさに失神してしまった深町を背負って、樋村は必死に脱出しようとします。自分も怖いのに、絶対に深町を離そうとせず、脱出直後も真っ先に確認したのは深町の無事。ここで深町がキュンとくるの、わかりみが深い。
 コミックス描き下ろしでは、「himuratakafumi(ひむらたかふみ)」を並べ替えると「fukamatimiharu(ふかまちみはる)」になる、という話が収録されています。ふたりがこれに気づくのは付き合い始めて数年後。出会ってすぐではないところが良かったです。この先も何度もシンクロする部分を見つけていってほしい。そう思えるふたりが見られる素敵な1冊です。

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本郷地下
『世田谷シンクロニシティ』

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